「禁煙法」制定した北朝鮮…“愛煙家”金正恩は「だいじょうぶか？」

北朝鮮は「禁煙法」を制定し、国家禁煙政策の強化に乗り出した。この法が「愛煙家」として知られているキム・ジョンウン（金正恩）北朝鮮国務委員長の禁煙に、どんな影響を与えるのだろうか。

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朝鮮労働党機関紙“労働新聞”は今日（5日）の1面に、最高人民会議の全体会議開催の知らせを伝え、禁煙法が議案にあがり、全員一致で採択されたと報じた。

北朝鮮は、これからタバコの生産と販売をはじめとして、喫煙に対する社会的統制を高める計画である。加えて「喫煙禁止場所」を指定し、喫煙秩序を破る場合には処罰する方針を出した。

これにより 劇場、映画館のような公共場所はもちろん、教育機関と医療・保健施設でもタバコを吸えなくなる。また 食堂とバス・列車などの公共運輸手段での喫煙も禁止される。

労働新聞は、禁煙法について「人民の生命と健康を保護し、より文化・衛生的な生活環境づくりをするため、全ての機関、団体、公民たちが守るべき準則だ」として、住民の健康増進のための法制定であることを強調した。

ただ この法が北朝鮮の「最高尊厳」であるキム委員長にも厳格に適用されるかは、“未知数”である。

キム委員長の喫煙場面は、北朝鮮メディアを通じて しばしば公開されている。キム委員長は現地指導などの公開活動で、時と場所に関係なくタバコを吸うことで有名である。