スイスでの新型コロナの拡散により、WTO事務局長選出が少なくとも1か月遅れる可能性があると伝えられた(画像提供:wowkorea)
スイスでの新型コロナの拡散により、WTO事務局長選出が少なくとも1か月遅れる可能性があると伝えられた(画像提供:wowkorea)
スイスでの新型コロナウイルス感染症の拡散により、世界貿易機構(WTO)事務局長選出が少なくとも1か月遅れる可能性があると、米国のブルームバーグ通信が2日報道した。

WTO本部のあるスイス・ジュネーブ州政府は去る1日、新型コロナの感染者と入院患者の増加により、厳格な部分封鎖措置を新たに発表した。これによって 今月2日から29日まで、5人以上の集まりが禁止された。

WTOは今月9日 ジュネーブWTO本部で総会を開き、次期事務局長を任命する予定であったが、この日程が不透明となった。WTO最終候補のうち、ナイジェリアのヌコジ・オコンジョイウェアラ元財務相への支持が、韓国のユ・ミョンヒ(兪明希)通商交渉本部長より大きく上回っているとされている。

しかしブルームバーグ通信は「来週の会議の遅延が、オコンジョイウェアラ候補の任命の障害となっているのではない」と分析している。米国がオコンジョイウェアラ候補の任命に反対していることが、164の加盟国との合意でなされなければならない決定に障害となっているためである。

ロバート・ライトハイザー米国通商代表は、オコンジョイウェアラ候補に反対する理由と、米国行政府の究極的な目標が何なのかについては、明確に説明していない。

ブルームバーグ通信は、ドナルド・トランプ行政府の動機が何であれ、WTOのトップ選出は、米大統領選にかかっているが、ジョー・バイデン民主党候補が当選したとしても、時間はかかるだろうとみている。

バイデン候補が勝利したとしても、1月20日に就任し、また 新型コロナ浮揚策と新型コロナ拡散阻止のような国内の重要課題が、WTO問題より優先されるためだと、ブルームバーグ通信は説明した。

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