冨田浩司 駐韓日本大使(画像提供:wowkorea)
冨田浩司 駐韓日本大使(画像提供:wowkorea)
冨田浩司 駐韓日本大使は今日(27日)、「東アジアは利害関係が複雑に絡まっている地域で、依然として不透明で不安定な安保環境のもとにある」として、日中韓3か国が主要国として 地域の平和と安定に積極的に貢献していかなければならないと語った。

冨田大使はこの日、韓国ソウルのシルラ(新羅)ホテルで「転換期の東アジア 平和模索」というテーマで開かれた“日中韓平和フォーラム”の祝辞を通じて、先のように語った。

冨田大使は、日中韓の3か国が東アジア地域の責任ある主要国だと強調し、昨年12月 中国で開かれた日中韓首脳会談で発表された「今後10年の3か国協力ビジョン」について言及した。

冨田大使は特に、3か国の人的交流の重要性を強調し「朝鮮半島の完全な非核化という共通目標のために、国連安保理決議にしたがって 緊密に協力していくことが重要だ」と語った。

つづけて「人的交流については、新型コロナウイルス感染症の拡大による多大な影響を受けているが、最近 ビジネストラックおよびレジデンストラックの運用が始まり、人的交流の再開のための第一歩を踏み出した」とし「また 日本と中国間でも協議が進んでいて、再開される動きがみえている」と期待した。

また 冨田大使は、菅義偉首相が「来年夏 人類が新型コロナを克服したという象徴として、東京オリンピック・パラリンピックを開催する」という決意を表明したことについても「これが実現されれば、2018年以降 ピョンチャン(平昌)、東京、北京オリンピック・パラリンピックというスポーツの祭典が、アジアで連続して開催されることになる」とし「これをきっかけに、3か国間の人的交流が活発になることを期待する」と語った。

つづけて「新型コロナは、国際社会に“断絶”をもたらす」とし「しかし そうであるため、一層 国際的な協力が必要だ」として、日中韓3か国の協力を強調した。

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