2002年に全国経済人連合会(全経連)の会議に出席したときの李健熙氏(左から4人目、資料写真)=(聯合ニュース)
2002年に全国経済人連合会(全経連)の会議に出席したときの李健熙氏(左から4人目、資料写真)=(聯合ニュース)
◇サムスン会長死去 財界の世代交代加速 韓国・サムスン電子の李健熙(イ・ゴンヒ)会長が25日に死去し、財界での世代交代がさらに加速している。韓国経済の高度成長期「漢江の奇跡」をリードし、産業界の礎を築いた財閥1世、2世は昨年から今年にかけて相次いでこの世を去った。韓国航空業の先駆者と評価された趙亮鎬(チョ・ヤンホ)韓進グループ会長は昨年4月に死去し、長男の趙源泰(チョ・ウォンテ)会長がグループ総帥となった。ハンファグループ、GSグループなどは現在2世体制だが、同時に3世、4世への世代交代も進んでいる。◇サムスン会長死去 大統領秘書室長が弔問 サムスン電子の李健熙会長が死去したことを受け、青瓦台(大統領府)の盧英敏(ノ・ヨンミン)大統領秘書室長と李昊昇(イ・ホスン)経済首席秘書官が25日午後、李会長の遺体が安置されているサムスンソウル病院の葬儀場に弔問に訪れた。盧氏は遺族に対し「韓国財界の象徴である李健熙会長の死去に深い哀悼の意を表し、遺族の方々に心よりお悔やみ申し上げる」との文在寅(ムン・ジェイン)大統領のメッセージを伝えた。◇サムスントップの差し戻し審今週再開 被告は欠席か 前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告らへの贈賄罪などに問われたサムスングループ経営トップのサムスン電子副会長、李在鎔(イ・ジェヨン)被告の差し戻し審が26日にソウル高裁で再開される。李氏は前日に死去した父の李健熙・サムスン電子会長の葬儀に出席するため出廷しないもようだ。高裁が李氏の出廷が必要だと判断すれば、この日の裁判を取りやめて新たに日程を決める可能性もある。◇首都圏でコロナ感染相次ぐ ハロウィーンでの集団感染懸念も 首都圏を中心に続いている新型コロナウイルスの感染拡大は依然として収束の兆しが見えない。首都圏で集団感染が相次ぎ、市中感染による1日当たりの新規感染者数は現在の防疫措置「社会的距離の確保」の第1段階の基準である「感染者50人未満」を大幅に上回っている。これに加え、インフルエンザの同時流行の可能性が高い冬が近づき、足元ではクラブの来店客が増えるハロウィーンを前に防疫に大きな負担がかかっている。ハロウィーンパーティーのために若者がクラブなどの遊興施設に集まり、マスク着用などの防疫規則を守らない場合、今年5月に発生したソウル・梨泰院のクラブを起点とする集団感染のような事態が再び起こる可能性が高いというのが当局の判断だ。
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