【全文】韓国保険医療労組、「BLACKPINK」の「Lovesick Girls」MVでの看護師描写に「性的対象化」と反対論評発表(画像提供:wowkorea)
【全文】韓国保険医療労組、「BLACKPINK」の「Lovesick Girls」MVでの看護師描写に「性的対象化」と反対論評発表(画像提供:wowkorea)
ガールズグループ「BLACKPINK」の新曲「Lovesick Girls」のMVの中で、看護師の描写部分をめぐり、韓国の全国保健医療産業労働組合(以下、保険医療労組)が「看護師に対する性的対象化、性商品化に反対する」と主張した。

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保険医療労組は5日、「YGエンターテインメントの『BLACKPINK』によるMVの中で、看護師の性的対象化に対する表明」というタイトルの論評を通じて、「Lovesick Girls」の中での看護師に対する描写が、看護師たちを性的対象化していると明らかにした。

以下、民主労総「全国保健医療産業労働組合」の論評全文

YGエンターテインメントの「BLACKPINK」のMVの中で、看護師の性的対象化に対する表明(2020.10.05)

看護師に対する性的対象化をやめろ

YGエンターテインメントの「BLACKPINK」による「Lovesick Girls」のMVの中での看護師に対する描写は、明白な性的対象化

特定職業群に対する歪曲されたイメージ伝播…影響力に見合う責任感が必要

看護師は保健医療労働者であり、専門医療人としてより尊重されなければならない

○10月2日に公開されたYGエンターテインメントの「BLACKPINK」による「Lovesick Girls」のMVで、メンバーの中の1人が看護師の扮装をした場面が登場した。ナースキャップやタイとで短いスカート、ハイヒールなど、現在の看護師の服装とは深刻にかけ離れていたが、“コスチューム”という弁明の下、従来の典型的な性的コードをそのまま踏襲した服装と演出だった。

○看護師は保健医療労働者であり、専門医療人であるにもかかわらず、この職業群に従事する性別が女性が多いという理由だけで、性的対象化と専門性が疑われる卑下的描写を受けなければならなかった。これを改善するために看護師たちが長期間、闘争してきたにもかかわらず、いつにも増して女性人権に対する論議が活発な2020年、YGエンターテインメントは「BLACKPINK」のMVで、看護師を性的対象化して登場させた。このMVは公開3日だけで1億回に近い再生回数を記録した。

○メディアの中ではなく、実際の病院の現場で看護師たちは、新型コロナウイルスの最前線で感染の危険を冒しながら、国民の生命と安全のために孤軍奮闘している。看護師を英雄視する雰囲気も醸成されたが、裏では依然として看護師を「おい」、「お嬢さん」といった呼称で呼び入院のストレスを解消するなど、さまざまなパワハラの対象にしている。また看護師たちは病院の労働者の中で、最も高い比率で性暴力に露出されている。大衆文化が歪曲された看護師のイメージを繰り返せば繰り返すほど、このような状況はさらに悪化するだけだ。

○MVが公開された後、SNSでは「#看護師はコスチュームではない #Stop_Sexualizing_Nurses #nurse_is_profession」のようなハッシュタグが登場した。オンライン空間に限られた少数の声だと片付けるには、看護師をはじめとする主に女性が従事する職業群に対する性的対象化の歴史はあまりにも古い。

○保険医療労組は、女性と看護師に対する性的対象化と性商品化に断固反対し、「BLACKPINK」の新曲が各種グローバルチャートの上位にランクインされている現在、その人気と影響力い見合うYGエンターテインメントの責任ある対処を促す。

2020年10月5日

全国保健医療陣産業労働組合


BLACKPINK「Lovesick Girls」M/V
BLACKPINK「Lovesick Girls」M/V




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