台風9号による被害が出た北朝鮮・咸鏡道に派遣される朝鮮労働党の首都党員師団が8日、平壌の錦繍山太陽宮殿広場で決起大会を開いた=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
台風9号による被害が出た北朝鮮・咸鏡道に派遣される朝鮮労働党の首都党員師団が8日、平壌の錦繍山太陽宮殿広場で決起大会を開いた=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の当局者は10日、北朝鮮の政権樹立72周年の記念日(9月9日)の動向を尋ねる報道陣の質問に対し「節目の年でもなく、防疫や災害など厳しい状況に置かれている」とした上で、「台風・水害の被害復旧など内政に力を注いでいる」との見方を示した。朝鮮労働党や政府、軍の幹部の献花、中国の習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領からの祝電のニュース以外に記念日関連の行事に関する北朝鮮メディアの報道はなく、復旧作業を励ます内容を集中的に報じていると伝えた。

 また、先ごろ北朝鮮が経済政策の失敗を認め、来年1月に第8回党大会を開いて新たな国家経済発展5カ年計画を提示する方針を示したことに対し「環境的困難を打開するため、党を中心とする内部の結束と雰囲気の一新を図ろうとしている」との見解を示した。

 北朝鮮は今月8日に開かれた党中央軍事委員会の拡大会議で台風9号の被害により年末までに経済計画の目標を達成することが難しくなったとして、計画の全面見直しに乗り出す方針を示した。先月は党中央委員会総会を開き、来年1月の党大会開催と新国家経済発展5カ年計画の提示を発表し、経済計画を再び策定しなければならない状況であることを示唆した。


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