【世宗聯合ニュース】北朝鮮メディアが、新型コロナウイルス感染が疑われる韓国の北朝鮮脱出住民(脱北者)が軍事境界線を越えて北側に戻ったと報じたことについて、韓国政府の中央事故収拾本部の尹泰皓(ユン・テホ)防疫総括班長は27日の定例会見で、「疾病管理本部のシステムに感染者として登録されておらず、接触者の管理名簿にも載っていない」と説明した。政府の資料では、感染の疑いを確認できる部分がない。
また、この人物との接触が多かったと考えられる韓国国内の2人も、前日の診断で陰性が判明したという。
北朝鮮の朝鮮中央通信は26日、新型コロナウイルス感染が疑われる脱北者が北朝鮮に戻ったと報じた。
韓国軍当局と京畿道の金浦警察署によると、脱北者は金浦市在住の20代前半の男性とみられる。先月、自宅で知人に性的暴行を加えた疑いで警察から取り調べを受けていた。
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