故チェ・スクヒョン選手ら暴行容疑、トライアスロン監督に逮捕令状発行=韓国(提供:news1)
故チェ・スクヒョン選手ら暴行容疑、トライアスロン監督に逮捕令状発行=韓国(提供:news1)
トライアスロン(鉄人3種)国家代表だった故チェ・スクヒョン選手に暴行を加えた疑いが持たれているキョンジュ(慶州)市庁職場運動部のキム・ギュボン監督に対する逮捕状が出た。

テグ(大邱)地裁令状専担裁判部は21日、キム監督に対する拘束前被疑者審問(令状実質審査)で「証拠隠滅と逃亡が憂慮される」として逮捕令状を発行した。

この日午後2時5分ごろ、大邱地裁に到着したキム監督は「容疑を認めるのか」という取材陣の質問には一切答えず、法廷に入った。令状実質審査後、法廷を出る時も沈黙を貫き、急いで裁判所を後にした。

死亡したチェ選手ら所属選手に対する暴行疑惑の核心的な加害者として知られるキム監督は、慶州市庁トライアスロンチームで「チームドクター」と呼ばれた運動処方士アン・ジュヒョン容疑者(逮捕)らとともに選手に暴行を加えた疑いが持たれている。

キョンブク(慶北)地方警察庁は12日、金監督の自宅などを家宅捜索したのに続き、16日にはキム監督を召喚し、容疑の内容を取り調べた後、逮捕状を請求した。

キム監督は今年3月、チェ選手が苛酷な行為を受けたとしてアン容疑者と先輩選手2人を告訴した際、彼らとともにチェ選手の暴行に加担した疑いが明らかになり、5月末に起訴意見で検察に送検された。

運動処方士のアン容疑者に続いて、キム監督など中核的な加害者が相次いで逮捕されたことで、チェ選手の死亡事件の捜査は一層加速するものと見られる。

元トライアスロン代表のチェ選手は先月26日午前0時27分ごろ、メッセンジャーを通じて「ママ、愛してる。その人たちの罪を明らかにして」という短いメッセージを残し、この世を去った。

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