金正恩氏=(聯合ニュースTV)
金正恩氏=(聯合ニュースTV)
【ソウル聯合ニュース】韓国の統一部当局者は25日、北朝鮮が突如、対韓軍事行動計画の保留を決めたことについて、「肯定的なシグナル」との認識を示した。また、「今後、南北関係を改善し、対話を通じて相互の関心事が協議されることを望む」と述べた。

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 北朝鮮は韓国の北朝鮮脱出住民(脱北者)団体による北朝鮮批判のビラ散布に反発し、9日に南北間の通信連絡線を遮断。16日には開城にある南北共同連絡事務所を爆破した。また、軍総参謀部が報道官談話を出し、▼金剛山・開城工業地区への軍部隊展開▼非武装地帯(DMZ)内の監視所の再設置▼前線地域での軍事訓練▼対韓ビラ散布――などの軍事行動計画を予告したが、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(党委員長)が出席した23日の党中央軍事委員会の予備会議で計画の保留を決めた。

 同当局者はビラ散布を規制する法案に関しては、「南北関係の進展状況を勘案しながら、国会と協議し進めていく」との方針を示した。


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