華城の半導体研究所を訪れた李氏(左から2人目、サムスン電子提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
華城の半導体研究所を訪れた李氏(左から2人目、サムスン電子提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスングループ経営トップ、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長は19日、ソウル近郊の京畿道華城市にある自社の半導体研究所を訪れ、半導体部門の幹部と次世代製品の開発状況や世界の市況、新型コロナウイルス収束後に向けた対策などを議論した。 サムスン電子によると、李氏は幹部との会合で「過酷な危機状況にある」と述べ、「未来の技術をどれだけ早く自分たちのものにできるかに生存がかかっている。時間がない」と危機感を示した。会合後には半導体研究所で次世代の半導体開発に取り組む研究員を激励し、2030年までにシステムLSI(大規模集積回路)分野で世界1位になるという「半導体ビジョン2030」の達成を共に誓った。 李氏は4日前の15日にも半導体部門、スマートフォン部門の幹部と相次いで会合し、危機克服への戦略を議論していた。 李氏のグループ経営権継承を巡る不正容疑に対する起訴の可否ついて、検察外部の専門家による検察捜査審議委員会は26日に最終的な意見をまとめることになっている。司法リスクを抱えている中、李氏は自ら未来の戦略を点検し、経営に支障はないことを示しているとの分析もある。
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