「元慰安婦キル・ウォンオク氏のいる施設の家宅捜索は、被害者に対する深刻な冒涜」＝韓国「正義連」

正義記憶連帯(以下、正義連)の会計不正疑惑を捜査している検察が、20日から2日連続で正義連の事務所と施設「平和の我が家」を家宅捜索したことに対して、正義連が「キル・ウォンオク氏がいる施設に令状を執行しに来た行為は、日本軍『慰安婦』の運動と被害者に対する深刻な冒涜であり、人権侵害行為だ」と主張した。

正義連は家宅捜索が終わってから約30分後に声明文を公開し、このように明らかにした。

正義連側は「20日午後から21日朝まで12時間以上行われた検察の電撃的な家宅捜索に誠実に協力した。会計検証過程の手続きを待たず、異例的に行われた家宅捜索に誠実に協力したのは、公正な捜査と迅速な疑惑解消を期待したからだ」と明らかにした。

また、これに先立ち、施設の場合は「(キル・ウォンオク)おばあさんの名誉と尊厳を守るための最小限の条件」とし「この空間については、資料任意提出を検察と話し合っている」と主張していた。

しかし、電撃的な家宅捜索がこの日(21日)行われ、この過程が「反人権的過剰捜査」であるとするのが正義連側の主張だ。正義連は「以後捜査過程で、今日のようなことが発生しないように強く要求する」と明らかにした。