故ク・ハラさんを脅迫容疑の元恋人、2審に検察側が「不法撮影まで有罪に」と嘆願(提供:news1)
故ク・ハラさんを脅迫容疑の元恋人、2審に検察側が「不法撮影まで有罪に」と嘆願(提供:news1)
ガールズグループ「KARA」出身の故ク・ハラさんを生前暴行し、プライバシーの動画で強迫した疑いで起訴された元恋人チェ・ジョンボム氏に対して検察が「1審が後ろ姿の撮影を無罪に判断したのは不当だ」と主張した。

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ソウル中央地方裁判所の刑事控訴1-1部(部長判事キム・ジェヨン、ソン・ヘヨン、チョ・ジュンレ)審理で21日に開かれたチェ氏の控訴審第1回の公判で検察は「チェ氏が被害者の意思に反し、後ろ姿などを撮影した事実が認められるが無罪と判断した原審には事実誤認がある」とし、「量刑も不当だ」と主張した。

これに先立ち、1審はチェ氏に懲役1年6か月に執行猶予3年を言い渡した。チェ氏は傷害、脅迫、強要、性暴力犯罪の処罰などに関する特例法(カメラ撮影)、財物破損など5件の疑いで裁判にかけられたが、裁判部はカメラ撮影の容疑は無罪と判断した。

1審は「2人の関係を総合すると、写真撮影の当時は明示的な同意を得なかったが、被害者の意思に反し撮ったものとは思えず、公訴事実を認めがたい」と該当容疑を無罪と判断した。

1審の判決に検事とチェ氏はいずれも控訴したが、同日チェ氏側の弁護人は「原審刑が不当だとは思えない」とし、「検事の控訴に防衛する趣旨で控訴した」と明らかにした。不法撮影容疑に対しては1審と同じ無罪判決を言い渡してほしいと裁判所に要請した。

これに対して裁判所は「1審が無罪と認めた写真撮影に被害者の同意があったのかどうかが争点となる」と説明した。

そして裁判所は「被害者に写真を撮るという同意を得たのか」と尋ね、チェ氏は「その場で聞いていないが、僕の携帯電話に残る写真を見て何も言わなかった」と主張した。

チェ氏側の弁護士も「(撮影当時)携帯電話のBluetoothスピーカーが連結されており、撮影時にスピーカーからカチャっという音がしたが、それを知っていながらも制止しなかったし、写真を見ても何も言わなかった」と説明した。

同日裁判にはク氏の兄も法廷に現れ、チェ氏の厳罰を嘆願した。

兄は「妹は今いないが、1審の判決に対して非常に悔しく怒りを思えた」とし、「私は男性だが女性の立場では一生洗い流すことのできないトラウマになると思う」と明らかにした。

兄のク氏はまた「有名な芸能人なので敏感な状況に脅迫で苦しんだ」とし、「2審は判決をよく下してほしい」と述べた。

裁判所は同日弁論を終え7月2日を判決期日に指定した。検察は不法撮影容疑に対しても有罪を言い渡してほしいと再度要請し、チェ氏は最終弁論で「理由を問わずすべての方にご心配をおかけして申し訳なく思い、善処をお願いする」と述べた。

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