中韓関係改善は米中葛藤のおかげか、コロナのおかげか?(提供:news1)
中韓関係改善は米中葛藤のおかげか、コロナのおかげか?(提供:news1)
去る2016年のサード(THAAD:終末高高度防衛ミサイル)の朝鮮半島配置などによって凍りついた中韓関係が新型コロナウイルス感染症事態をきっかけに目に見えて回復している。新型コロナという前代未聞の非常事態の中、中韓間の協力を強化しながら両国間の信頼の度合いが増していることによるものとみられる。

ムン・ジェイン(文在寅)大統領と習近平中国国家主席は13日午後に電話会談を通じて、両国間のコロナ対応のための防疫協力が効果的になされているという思いをお互い共有しながら、これからも疎通と協力を強化していくことにした。中韓関係発展の新たな転機を迎えていると解釈されている。

中国の人民日報も文大統領と習主席の電話会談を14日付けの1面トップで報道し「中韓両国は新型コロナの発生を確固とした努力の末に効果的に統制した。両国は災難を受ける中、互いに助け合い、一つの舟にのり、暴風雨を切り抜けていっていると語った」と伝えた。

この動きについて、中国が新型コロナ“中国責任論”を主張している米国に対応するために、韓国との協力事例を浮かび上がらせているという分析が出ている。

また、このような状況の中で習主席が韓国と戦略的な疎通を強化し両国の関係を一層高いレベルに引き上げようとするのは“防疫先進国”の韓国と緊密な関係を維持することが今後の歩みにおいて助けになると判断したものとみられるという分析も出ている。

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