韓国ソウルの小学校の緊急養護教室で生徒がオンライン授業を受けている(提供:news1)
韓国ソウルの小学校の緊急養護教室で生徒がオンライン授業を受けている(提供:news1)
韓国政府は45日間続いていた“社会的距離確保”を終え、今月の6日から“生活防疫体系”に移すことにより韓国の教育部(文部科学省の旧文部省部門に相当)も4日、各学校の登校の日程と方式を発表することにした。今月の19日前後に学年別に順次登校を開始すると予想されているが、一部の保護者たちは感染症の拡散を心配し“登校選択権”を望む声も出ている。

チョン・セギュン(丁世均)韓国首相はこの日の午前、ソウルの政府庁舎で新型コロナウイルス感染症対応中央災難安全対策本部会議を主宰し「学校防疫は最も高い優先順位に置いている」として登校開始後、学校防疫に万全を期すという意志を明らかにした。

ユ・ウネ(兪銀恵)韓国副首相も去る29日、ソウルの女子高等学校を訪ね、学校防疫の準備現況を点検した場で「共通の(防疫)措置事項を99%以上学校で準備していると存じている」と語り国民を安心させたが、保護者たちは不安な気持ちを隠し切れない状態である。登校開始以降も遠隔授業を受けることで出席になるよう、選択権を望む主張が出ている。

小学3年生と中学1年生の子をもつある保護者は「大人たちもマスクをして仕事をするのが大変なのに、幼い学生が防疫守則をきちんと守りながら安全に授業を受けられるのか心配だ」、「家庭でも学習できる場合には、オンライン授業を受けることで出席と認められたらいいと思う」と語った。

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