トランプ大統領「韓国の状況改善」を評価…「両国の緊密な協力、努力の結果」=韓国大統領府(提供:news1)
トランプ大統領「韓国の状況改善」を評価…「両国の緊密な協力、努力の結果」=韓国大統領府(提供:news1)
ドナルド・トランプ米大統領が、新型コロナウイルスの事態でヨーロッパ諸国に対して事実上の入国禁止を宣言しながらも、韓国と中国に対する旅行制限措置の緩和を示唆したことに関連し、韓国大統領府は「韓米両国が互いに緊密に協力してきた努力が反映された」と12日評価した。

 トランプ大統領は11日(現地時間)、ワシントンのホワイトハウスで対国民演説を通して、「私たちは中国と韓国の状況を注視している」とし、「これらの国の状況が改善されることによって、私たちは早期緩和のために、現在施行中の(旅行)制限と警報を再検討する」と述べた。

 トランプ大統領の演説は、世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスの「パンデミック」(世界的大流行)を宣言し、米国内の確定判定者が1000人を超える中、実施された。

 トランプ大統領は、英国を除くヨーロッパ諸国に対して今月13日から30日間、米国への旅行を停止したものとは対照的に、韓国に対しては旅行制限緩和の可能性を表わした。

 米国は現在、韓国に対して大邱は4段階の「旅行禁止」、その他の地域は旅行警報3段階の「旅行再考」を勧告している状態だ。また、韓国から米国に向かうすべての直行便の乗客の発熱チェックなどを実施するようにしている。

 これについて韓国大統領府の関係者は、「これまで韓国政府が、国内における新型コロナウイルスの状況とその対応措置などについて米国側と情報を共有し、米国行き出国者に対する検疫強化対策のような先制的な防疫措置をとるなど、米国側と緊密に協力してきた努力が反映された」とし、「韓米両国は新型コロナウイルスの対応と関連して、互いに緊密に情報共有できている」と明らかにした。

 韓国政府はこれまで、米国側との情報共有を通じて、韓国の検診能力と政府が提供する情報の透明性などを強調した。

 韓国政府は、新型コロナウイルスの事態初期から診断キットの生産を大幅に増やし、ドライブスルー選別診療所などの方法で独自の検査システムを備えているという点を強調して説明した。

 この日開かれた米国下院聴聞会でも、韓国の新型コロナウイルスへの取り組みに対する評価が相次いだ。

 米国の法律専門サイトであるコートハウス・ニュースサービスによると、下院の管理改革委員会が開いた聴聞会で委員長は、「韓国はどのようにして19万6000人以上の検査を迅速に実現できたのか。なぜ私たちはこんなにも時間がかかっているのか」と叱責した。

 委員長はまた、「韓国は、米国がこの2か月間検査したものよりも、もっと多くの患者を一日に検査することができる」とし、「韓国に行って50か所に及ぶドライブスルーで検査を受けたい」とドライブスルー選別診療所の設置を要求した。
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