映画「パラサイト」、アカデミー4冠王の吉報の裏で繰り広げられたインタビュールームでの光景(提供:news1)
映画「パラサイト」、アカデミー4冠王の吉報の裏で繰り広げられたインタビュールームでの光景(提供:news1)
韓国映画がアカデミー賞の授賞式に挑戦状を出してから57年目に4冠王を達成したという新しい歴史を刻んだ。この様子を韓国の取材陣とともに見守っていた海外の記者たちは一斉に祝いの言葉を送った。映画「パラサイト 半地下の家族(以下、パラサイト)」の受賞が有力だっただけに、授賞式の前から終わるまで取材陣から多くの質問が行き交った。

韓国映画「パラサイト 半地下の家族」のキャスト、公開日、あらすじ

9日午後(以下、現地時間、日本時間10日午前)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターでは「第92回アカデミー賞」の授賞式が華やかに開催された。アカデミー賞の授賞式はドルビー・シアター付近のホテルに用意されたインタビュールームからアメリカ、イギリス、フランス、スペイン、メキシコ、中国、日本など全世界の取材陣の熱い取材熱気で世界最高の映画の授賞式に対する関心を実感させた。

同日午後3時から本格的に取材陣でごった返し始め、インタビュールームから中継されるレッドカーペットの現場に取材陣の耳目が集中された。特にポン・ジュノ監督がインタビューを受けるごとに、取材陣の視線が生中継の画面に注がれる雰囲気だった。

特に同日、フランスの通信社AFP(Agence France-Presse)の記者ZABLITは「ポン・ジュノ監督が韓国で初めてオスカーに着たことを知っている」と述べた。そして「彼はどこでも賞を受賞した。少なくとも賞を2個以上は受賞しそうだと慎重に予測してみた」とし「『パラサイト』は作品賞も可能だと思う。オスカーに来た映画の中で最も素晴らしい作品」だと述べた。

またAFPの記者は「韓国でも『パラサイト』を多くの人々が観たのか?」と問い返し「パラサイト」に対する韓国の反応に対して尋ねた。そして彼は「カンヌ国際映画祭で『パラサイト』がパルムドールを受賞したが、アカデミーでも作品賞も可能のようだ」と期待感を示し、今回の受賞結果について「幸運を祈る」と伝えた。

その後授賞式ではポン・ジュノ監督やハン・ジンウォン作家が「パラサイト」で脚本賞を受賞する栄冠を手に入れた。韓国月のアカデミー賞授賞式の受賞記録であり、「パラサイト」のアカデミー賞初のトロフィーでもあった。取材陣のインタビュールームでは息を殺してこの光景を見守った。錚々たる候補作品たちの中「パラサイト」が呼ばれると、韓国からの取材陣はもちろん外信たちも一斉に拍手を送り祝った。

その後「パラサイト」が候補として紹介された時から大きな拍手が起こった。ポン・ジュノ監督が国際映画賞と監督賞を受賞し「I'm ready to drink tonight, until morning」、「私がとても尊敬する監督たちだがオスカー側で承諾するのなら、テキサスの電動のこぎりで5等分に切って分け合い持っていたい気持ちだ」、「私は明日の朝までずっと酒を飲み続ける」とウイットあふれる感想を明かし、至る所から笑いの声が聞こえた。

「パラサイト」がアカデミー賞の最高賞に値する作品賞に受賞作として呼ばれるとインタビュールームでは熱い歓呼と拍手が沸き起こった。韓国を越え全世界で映画1本で新しい歴史を刻んだポン・ジュノ監督に対する驚くべき賛辞が盛り込まれていた。海外メディアの記者たちは韓国の取材陣に祝福の言葉を伝えた。またCJグループのイ・ミギョン副会長が登場し感想を明かすとある記者は「彼女は誰なのか」と質問し関心を示しもした。新しい歴史を刻んだアカデミー賞の授賞式のためインタビュールームも興奮が冷めない風景だった。

【貧乏一家の”半地下”生活!】『パラサイト 半地下の家族』冒頭映像
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