世界保健機構(WHO)テドロス事務局長(提供:news1)
世界保健機構(WHO)テドロス事務局長(提供:news1)
世界保健機構(WHO)は、今まで公式集計された新型コロナウイルスの2,3次感染事例が氷山の一角である可能性があるという診断を発表した。

10日、フランスの通信社によると、テドロスWHO事務局長はこの日にツイッターを通じて「新型コロナウイルスが中国への訪問歴のない人々から伝播された事例が出ている」と明かした。

テドロス事務局長は「一部の地域で少数の事例が報告されたということは、他の国で広範囲に伝播されている可能性があるということになる。我々が氷山の一角だけを見ているかもしれない」と憂慮の思いを表した。

彼は「まだ中国以外の地域の拡散の速度は遅いが、今後速度が一層速くなる可能性がある」と伝えた。

テドロス事務局長の発言は、前日WHOが中国に国際調査チームを派遣した中でなされたものである。国際調査チームの派遣は、先月末に訪中したテドロス事務局長が習近平中国国家主席との会談で合意した事項である。

WHOが調査チームを派遣した9日の24時を基準として中国内の新型コロナウイルス感染患者は4万人を越え、全体の死者は908人と集計された。

中国以外の地域の感染患者数は、シンガポール43人、香港36人、タイ32人、韓国27人など、全世界的には381人に達した。
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