ソウル市内の様子。右側の12日は粒子状物質に覆われた3日前(左)に比べ鮮明に見える=(聯合ニュース)
ソウル市内の様子。右側の12日は粒子状物質に覆われた3日前(左)に比べ鮮明に見える=(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】韓国で粒子状物質(PM)の濃度が年間平均では減少傾向にあるものの、1立方メートル当たりの微小粒子状物質(PM2.5)の濃度が76マイクログラム以上の「非常に悪い」状態になる回数は増加傾向にあることが分かった。 統計庁が13日までに発表した資料によると、粒子状物質(PM10)の年間平均濃度は2001年には、1立方メートル当たり60マイクログラムだったが徐々に下がり、18年には40マイクログラム程度になった。 PM2.5の年間平均濃度も15年には約26マイクログラムだったが、18年には約23マイクログラムまで下がった。 一方で、ソウル市では2015年以降、PM2.5の1日の平均濃度が76マイクログラム以上の「非常に悪い」状態になる頻度が増加傾向にある。15年と16年は一度もなかったが、17年は3日、18年は2日、19年は9日あった。 資料はこのような現象が起きる理由について、朝鮮半島周辺で風が弱まる頻度が増えた影響と説明した。
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