文大統領(資料写真)=(聯合ニュース)
文大統領(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は19日午後8時からMBCテレビで生放送される「国民との対話」に出演し、国民からの質問に答える。

 対話は100分間で、事前に質問を募集せず、申請を受けてMBCが選定した国民300人が手を挙げて自由に質問する形で進められる。韓国青瓦台(大統領府)の関係者は「出題範囲が無限大の試験を受けるようなもの」と述べた。

 対北朝鮮政策など外交・安全保障や、娘の不正入学や家族ぐるみの不透明な投資など多数の疑惑が持たれている側近のチョ国(チョ・グク)前法務部長官を巡る問題などに質問が集中するとみられる。住宅価格高騰の対策や大学入試制度に関する質問なども出るとみられる。

 青瓦台の高ミン廷(コ・ミンジョン)報道官は18日の記者会見で、「MBC側から300人の国民を選定したと聞いた。地域や性別、年齢などをバランス良く反映し、高齢者や障害者、農漁村など社会的弱者や条件が不利な地域に配慮したという」と説明した。

 一方、文大統領は23日午前0時に失効する日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を巡る状況を引き続き点検する見通しだ。韓国は日本が対韓輸出規制強化措置を撤回すればGSOMIA終了決定を再検討するとしているが、日本が姿勢を変える兆しはない。期限までに画期的な変化がない場合、このまま失効するとの見方が大勢だ。ただ、失効期限の間際に終了決定を撤回する余地は残っているとの見解もある。


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