歓談する文大統領(右)と安倍首相(青瓦台提供)=4日、バンコク(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
歓談する文大統領(右)と安倍首相(青瓦台提供)=4日、バンコク(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【バンコク聯合ニュース】東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に出席するため、タイ・バンコクを訪問している韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は4日午前、ASEANプラス3(韓中日)首脳会議前に安倍晋三首相と11分間歓談した。韓国青瓦台(大統領府)の高ミン廷(コ・ミンジョン)報道官が明らかにした。 高報道官は「両首脳は韓日関係が重要であることで一致し、両国関係の懸案は対話を通じて解決するという原則を改めて確認した」と明らかにした。 また、両国の外交当局が公式に行っている協議を通じ、実質的な関係進展のための方策が見つかることに期待を示したという。 文大統領は「必要なら(外交協議)より高官級の協議を行うことを検討したい」と提案し、安倍首相はあらゆる方法を使って解決策を模索するよう努力する考えを示した。 略式ではあるものの、両首脳が個別に会ったのは昨年9月、米ニューヨークで開かれた国連総会に合わせ首脳会談を行って以来となる。今月3日夜、ASEAN首脳との夕食会での記念撮影の際、握手とあいさつを交わしたが、会話はしなかった。今年6月に大阪で開催された主要20カ国・地域(G20)首脳会議でも握手を交わしただけだった。 両首脳の歓談が強制徴用問題を巡る韓国大法院(最高裁)の判決を受けた日本の対韓輸出規制強化などで過去最悪の状況に陥っている両国関係の回復のきっかけになるか注目される。 高報道官は「文大統領と安倍首相は非常に友好的かつ真摯(しんし)な雰囲気の中、歓談を続けた」と伝えた。 文大統領はASEANプラス3首脳会議の前、インドネシアやベトナムなどの首脳と歓談。その後に到着した安倍首相を隣に招き、歓談が実現したという。
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