昨年10月、ソウルで開かれた「韓日共同宣言」の20周年記念式で握手を交わす李首相(右)と額賀氏(資料写真)=(聯合ニュース)
昨年10月、ソウルで開かれた「韓日共同宣言」の20周年記念式で握手を交わす李首相(右)と額賀氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の李洛淵(イ・ナクヨン)首相が超党派の日韓議員連盟の額賀福志郎会長に対し、日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の再検討に関する提案を行ったとする日本メディアの報道について、国務総理室の李錫雨(イ・ソクウ)広報室長は28日、「李首相が提案した事実はない」と否定した。 日本の一部メディアは、李首相が27日に額賀氏に対し日本が輸出管理の優遇対象国から韓国を除外する措置を撤回すれば日本とのGSOMIA破棄を見直すと提案したが、同氏が拒否したと報じた。 李室長は、額賀氏がそのような提案を受ける立場にないとした上で、「額賀氏も28日に報道内容に関する質問に対し、誤りがあると釈明した」と説明した。 また、李首相が文在寅(ムン・ジェイン)大統領と協議した上で額賀氏に提案を行ったという報道についても否定した。 李室長は「額賀氏は26日に李首相に数回電話をかけ、27日に李首相と通話した。27日の通話で、李首相に対し国会予算決算特別委員会での発言について質問した。李首相は発言内容について説明しただけだ」と明らかにした。 李首相は26日の国会予算決算特別委員会で「日本の不当な措置が元に戻れば、わが政府もGSOMIAを再検討する方式が望ましい」との認識を示した。 李首相は「日本の輸出規制措置撤回」を前提条件にGSOMIA終了を再検討できるという立場を堅持しているが、額賀氏に直接提案したことはないというのが国務総理室の説明だ。
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