市民団体「韓国併合100年東海行動」は今年初めから、少女像のミニチュアを撮影した写真とメッセージを送ってもらう「小さい『平和の少女像』を広げるキャンペーン」を実施している。
ミニチュアの像の身長は9センチ、これを載せた台は縦横各13センチで、持ち歩ける大きさ。ソウルの日本大使館前に設置されている像と同じ形で、この像を手がけたキム・ウンソンさんとキム・ソギョンさんが製作したものだ。
キャンペーンを開始してから約8か月が経ち、写真は約120枚ほど寄せられた。表現の自由を封じる雰囲気がまん延している中、少女像を撮影して公開する勇気を出したのだ。
団体は賛同者が送ってきた写真をSNS(https://www.facebook.com/peacestatueinjapan)やブログ(https://smallstatueofgirl.amebaownd.com)に掲載している。
団体は参加希望者に対し、作品の製作費用のみを受け取って少女像を配送している。キャンペーンの趣旨は少しでも多くの日本人に像に触れてもらい、慰安婦被害者について考えてもらうことだ。
キャンペーンの参加者らは日常生活のさまざまな場所で少女像を撮影した写真を送った。自宅や旅行先、集会などで撮影したり、コンサートの会場やバスに像を携帯して写真を撮ったりしている。
少女像は2012年、東京都美術館でミニチュアが展示されたが撤去されるなど、日本で厳しい目にさらされている。15年に東京で開かれた「表現の不自由展」で展示された後、今回のあいちトリエンナーレの企画展でも展示されたが、3日後に中止となった。
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