ポスコ(資料写真)=(聯合ニュース)
ポスコ(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国鉄鋼最大手のポスコが23日発表した4~6月期の連結決算によると、本業のもうけを示す営業利益は前年同期比14.7%減の1兆686億ウォン(約979億円)だった。売上高は同1.5%増の16兆3213億ウォン、純利益は同17.4%増の6814億ウォンを記録した。  ポスコは「鉄鋼部門の営業利益は減少したが、海外インフラ部門の業績改善により8四半期連続で1兆ウォン以上の営業利益を達成し、6.5%の営業利益率を記録した」と説明した。 ポスコ単体の4~6月期業績は、営業利益が7243億ウォン、売上高が7兆4759億ウォン、純利益が5454億ウォンだった。営業利益は前年同期比11.9%、売上高は3.0%、純利益は6.0%それぞれ減少した。営業利益率は9.7%。 製品の生産ライン修理による販売減、原料価格の上昇などが影響したが、高付加価値製品の販売比率を1~3月期レベルに維持し、営業利益の減少幅を最小限に抑えたとポスコは説明している。 財務健全性も改善を続けており、借入金の縮小と未払い法人税の納付などにより、連結ベースの負債比率は2010年以来9年ぶりの低水準となる65.0%を記録した。 ポスコは年間販売目標を3570万トンから3620万トンに引き上げ、連結と単体の売上高も66兆8000億ウォン、31兆1000億ウォンにそれぞれ上方修正した。 下半期の鉄鋼市況は、中国の景気てこ入れ策の効果と追加支援政策の発表で中国内の鉄鋼需要は多少改善されたが、世界の鉄鋼需要の増加傾向は鈍化する見通しだ。
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