釜山の日本総領事館に侵入し“反日デモ”の大学生6人、全員釈放される

韓国・釜山（プサン）の日本総領事館内で日本政府の輸出管理強化措置に抗議するパフォーマンスをおこない、警察に連行された大学生が全員釈放された。

　釜山東部警察署は22日午後10時20分頃、建造物侵入などの容疑で現行犯逮捕された「反日行動釜山青年学生実践団」所属の大学生6人を全員釈放したと明らかにした。

　団体に所属している6人の大学生は、この日午前11日頃、身分証を提出して領事館内の図書館に入り、午後2時30分頃に突然庭を越えて内部へ侵入し、「主権侵奪、安倍糾弾」と書かれた横断幕にペットボトルをくくり付けて投げ込むという奇襲デモをおこなった。

　彼らは領事館の庭で「日本は謝罪しろ」といったスローガンを叫び、警察に連行された。

　警察は6人を建造物侵入などの容疑で逮捕して連行。その際に1人の学生が警察の連行を妨げるために車両進入路をふさぎ、警察車両を蹴るなどの公用物件の損壊などの現行犯が追加された。

　警察関係者は「犯行の一部を認め、釈放の措置をした」と明らかにした。