経済活力対策会議で発言する洪楠基氏=15日、ソウル(聯合ニュース)
経済活力対策会議で発言する洪楠基氏=15日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政部長官は15日、経済活力対策会議の冒頭で、「バイオヘルス産業は情報通信技術(ICT)や優れた医療人材、病院など韓国の強みを生かせば第2の半導体のような基幹産業に育成できる分野だ」と述べた。 洪氏はバイオヘルス産業について、この先は年平均5.4%の急成長を続け、2022年までに世界市場規模が10兆ドル(約1100兆円)に達すると見込まれる有望産業だと説明。同産業に対する研究開発(R&D)支援策や規制緩和策をまとめ、発表する計画だと明らかにした。 一方、洪氏は同日発表された雇用動向に関し、経済活動の中心的な担い手である30~40代の就業者数が減少したことを挙げ、「民間投資の活性化を通じた雇用創出が切実に求められる」と述べた。また、サービス業の就業者数は増えた一方で製造業は減少傾向が続いたとしながら、「景気の下降リスクなど雇用環境を取り巻く不確実性が依然として存在している」と指摘した。 統計庁が発表した雇用動向によると、4月の就業者数は前年同月比17万1000人増加した。直前の2カ月は連続で20万人台の伸びを記録したが、4月は再び20万人を切った。
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