ジェジュン
ジェジュン
史上最大級のファッションフェスタ「東京ガールズコレクション」がプロデュースする“都会のガールズミュージックフェス”第4弾となる「東京ガールズミュージックフェス2019」(以下、TGM)が3月31日(日)、神奈川・横浜アリーナにて開催。今年のTGMも豪華アーティストが勢ぞろいし、約1万人が熱狂した。

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 長時間にわたるフェスだが、昨年に続き、大トリを飾ったのはジェジュン!会場は赤のペンライトが一斉に点灯し、ファンは総立ちとなって、嵐のような歓声でジェジュンを迎えた。

 生バンド演奏で始まったジェジュンのステージは、妖艶なまなざしを向け、パワフルな歌声を響かせる「Just Another girl」で幕開け。一瞬にして、観客を“ジェジュンワールド”へと誘った。

 会場の熱気を一身に受けたジェジュンは「皆さん、こんばんは~!」とテンション高く第一声を上げ、客席を見渡しながら「元気ですね~!」とニッコリ笑い、「どうも、こんばんは。ジェジュンです!」とあいさつ。

 この日、ずっと出番を待っていたジェジュンは「なっがいですね、一日ね(笑)」と実感を込め、「いや~、この『東京ガールズミュージックフェス』はすごいですよね。いろんなアーティストさんたちが、このステージで、ステキなパフォーマンスを見せてくださって。こんな長い時間、いいステージが見られるのは最高ですよね。僕もステージに上がる前まで、モニターで他のアーティストさんたちのステージをずっと見ていたんですけど、カッコいいですよね。最高でした。僕も最後まで皆さんと共に、一緒に盛り上げていきたいなと思いますので、最後までよろしくお願い致します!」と意気込んだ。

 そして、次の曲にいこうとしたが、会場の雰囲気を察し、「ちょっと(MCが)短いかな?でも、用意している曲がけっこうあるんですよ」と時間を気にしながらも、「去年皆さんのおかげで、いろんな活動ができて、いろんな番組に出させていただいて、幸せな1年を過ごせました。今年も一生懸命頑張りたいと思いますので、熱い応援よろしくお願い致します」とファンに感謝の気持ちを伝え、客席から大きな拍手を受けた。

 ここからは、曲によって歌い方を変えながら、表現力豊かな圧倒的歌唱力で、観客をぐいぐい引き込んだジェジュン。「Run Away」、「Sign」と続けて披露した後、今回も中島みゆきの「化粧」をカバー。優しく語りかけるように、特に歌詞の「バカだね バカだね」は情感たっぷりに、全身全霊で歌い上げ、観客もじっくりその歌声に酔いしれた。余韻を味わうように静まり返った会場には、マイクを通して、ジェジュンの鼻をすする音が聞こえてきた。
続けて、ジェジュンは「FNS歌謡祭」でも大反響を呼んだ尾崎豊の「Forget-me-not」もカバー。全身を震わせながら、力強く歌い切った。

 客席から大きな拍手が送られたジェジュンは「ありがとうございます」と言うと、「さっき『化粧』を歌いながら、感情込めすぎちゃって(笑)。涙がね。ちょっと、ちょっとだけ…、出ちゃうんですよね」と照れくさそうに振り返った。

 ここまで、歌をじっくりと聴かせたジェジュン。「次のステージからは、皆さんとノリノリで、楽しめるような曲を2曲続けて、お聴かせしたいなと思います」とファンの期待を高め、「皆さん、盛り上がってくれますか?」と客席をあおると、「去年からバラエティに出演させていただくことが多かったので、僕のことを全く知らない方からは、“ジェジュンって韓国から来た芸人じゃないの?”とか言われたりしたんですけど、歌手なんですよ。歌手でございます(笑)」と観客を笑わせ、さらに会場を良い雰囲気に。

 「2曲続けて、皆さんから逆にパワーをいただきたいと思いますので、頑張って手を振ったり、ジャンプしたりしてくださるとうれしいです」と会場の熱気をさらに高くしたジェジュンは、ロック調の「Kiss B」でセクシーな魅力を漂わせ、ファンと息を合わせながら、会場を一つに。「この調子で、続けて、もっともっと盛り上がっていこう!」とシャウトすると、ライブで盛り上がる人気曲「Good Morning Night」へ。客席とコール&レスポンスをしながら、エネルギッシュなステージングで、会場のボルテージを最高潮にした。

 そんなカリスマ性あふれるステージで、ファンを魅了したジェジュンだったが、トークパートに入ると、左歯の奥の方に膿がたまってしまったという生活感のある話を始め、「治療してきたんですけど、結局膿を出せなかったんですよ。お医者さんの話では、たまった膿の量が微妙すぎて、探しにくいって。それで『どうすればいいですか?』って聞いたら、『もうちょっとためた方がいいですね』って(笑)。だから、長い時間、痛いってことですよね。ヤバくない?痛いよ~」とお茶目な表情を浮かべ、ファンの母性本能をくすぐった。

 痛み止めの薬を1日2回飲んでいるが、それでも痛いというジェジュンは「きょう、この会場に着いて、ヤバかったですよ。横から見ても、後ろから見ても、しんちゃんみたいなほっぺになって。めっちゃ腫れてて、本当にヤバかったんですよ。それで、きょう一日、(左ほっぺに手を当て)こうやって生活していました(笑)」とユーモアたっぷりに明かした。

 話題は、先ほど披露した「Good Morning Night」へと戻り、本来単独コンサートでは、長かったら40分ぐらい続ける曲だと説明したジェジュン。客席に「まだ、ノレる?」と聞き、ファンの大きなリアクションが返ってくると、一度掛け声の練習を。ジェジュンの「グッモーニン~」に続いて、「J」と叫ぶファンたち。この日もファンと息バッチリなことを再確認したジェジュンは「もう1回やってみようかな」と言うと、バンドに合図し、サビ部分から歌い始め、客席の掛け声と共に、「Good Morning Night」を締めくくった。

 そして、最後の1曲を残すのみとなったジェジュン。ファンから「えー!! 」、「ヤダーー」と名残惜しい声がこだますると、「そんな。僕だって、めっちゃ早いよ。東京ガールズミュージックフェスの関係者の皆さん、いつかまた出させていただくときには、1時間40分ぐらいください(笑)。時間が足りません」とお願いしながら、ファンをなだめ、4月10日発売の日本1stアルバム「Flawless Love」のリード曲「Sweetest Love」をステージ初披露!華やかな雰囲気でダンサーと共に軽やかに踊り、久しぶりのダンスナンバーでファンを喜ばせた。

 ジャンルを問わず、さまざまな曲を歌いこなし、さすがといった貫録を見せたジェジュンは4月10日からスタートするアリーナツアー「JAEJOONG ARENA TOUR 2019 ~Flawless Love~」もたくさん見に来てほしいと呼び掛け、観客に深々とお辞儀をすると、笑顔で手を振りながら、TGMの幕を閉じた。


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