“BTS生みの親”パン・シヒョク氏、母校・ソウル大卒業式で祝辞「不満・怒りが私の原動力」
“BTS生みの親”パン・シヒョク氏、母校・ソウル大卒業式で祝辞「不満・怒りが私の原動力」
韓国アイドルグループ「防弾少年団(BTS)」が所属するBigHitエンターテインメントのパン・シヒョク代表(46)が母校であるソウル大学の卒業式で後輩たちに「夢の代わりに怒りでここまで来た」と明かした。

パン・シヒョク の最新ニュースまとめ

 去る26日午後、ソウル大学冠岳(クァナク)キャンパス総合体育館では、第73回前期学位授与式が進行された。ソウル大学・美学科を卒業し、世界的ボーイズグループ「防弾少年団」を誕生させた音楽プロデューサー、パン・シヒョク氏は卒業生たちに祝辞を述べるため、この日、卒業式に出席した。

 パン氏は祝辞で「総長から祝辞の提案を受けてしまったが、正直、この場に立つまでとても悩んだ」とし、「きょうは最大限、正直な話を伝えようと思う」と口を開いた。

 パン氏は何の夢もなく法大進学を考え美学科に進学したと伝えた。その後、音楽プロデューサーとなり、パク・チニョン(47)と共にJYPという会社を創業後独立、いまはBigHitエンターテインメントの代表でありプロデューサーとして、「防弾少年団」を育てている。

 彼は「具体的な夢自体がなく生きていて、毎回、そのときそのときにやりたいことを選択していたと思う」とし、「最近の私や防弾少年団、BigHitの歩みを見るとこんな言葉は信じられないかもしれない」と述べた。

 パク・シヒョクはさらに、「私は特別な夢の代わりに怒りがあった」とし、「納得できない現実、私を不幸にする状況と戦い、怒りながらここまで来た」と打ち明けた。続けて、「それが私を動かした原動力であり、私が止まれない理由。多くの方に癒しや幸せを届けられることは、私の夢ではなく不満から始まったと言えるかもしれない」とし、「私はこれからも夢なく生きて、知りえない未来を具体化するために時間を費やし、いま与えられた納得できない問題を改善していきたい」と強調した。

 パン氏は最後に「常識が通じて音楽コンテンツとその消費者が正当な評価を受けるその日まで、私もまた毎日を激しく生きていく」としながら「激しく怒ってわずかな幸福を感じながら」と卒業生にメッセージを送った。

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