＜サッカー＞パナマ戦2-0からの2-2引き分け…韓国代表ベント監督「サッカーとはこういうもの」

前半35分までは完ぺきに試合を支配した。その中で2得点を先制し、試合会場を埋めたファンらは大勝を期待した。だが、終了ホイッスルが鳴った際のスコアは2-2。最後に逆転を許さなかったのが何よりの救いだった。

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　親善試合だが、指導者の立場からは怒れる内容だった。しかし、パウロ・ベント監督（49）は淡々と心境を伝えた。「こうした状況が展開されることもあるのがサッカーだ」と答えた。

　ベント監督率いる韓国は16日午後、天安総合運動場でおこなわれたパナマとの評価試合で、2-2引き分けを記録した。ベント号出航後、4試合で2勝2分という無敗好調を続けているが、2-0と優勢でいながら引き分けに終わった内容を振り返ると、満足とは言えない結果だ。

　ベント監督は「前半30分～35分まではわれわれが望む方向に試合が流れたが、その後は違った方向に展開した」との言葉で残念さが残ったとの意を表した。

　また、チームの軸を備えるという当初の趣旨には符合する内容が出てきているとの見解も示した。ベント監督は「キ・ソンヨン（29、ニューカッスル・ユナイテッド）、ソン・フンミン（26、トッテナム・ホットスパー）、チャン・ヒョンス（27、FC東京）ら主軸選手が望む方向には近づいている。9月、10月に招集した選手が11月も一緒にプレーする確率が高い」とチームの土台ができていることを伝えた。