手を取り合う3カ国のスポーツ担当相。右から韓国の都鍾煥氏、日本の林芳正氏、中国の高志丹氏=13日、東京(聯合ニュース)
手を取り合う3カ国のスポーツ担当相。右から韓国の都鍾煥氏、日本の林芳正氏、中国の高志丹氏=13日、東京(聯合ニュース)
【東京聯合ニュース】韓国と中国、日本によるスポーツ行政担当相会合が13日、東京で開かれた。韓国の都鍾煥(ト・ジョンファン)文化体育観光部長官は会合後、記者団に対し、2000年の東京夏季五輪と22年の北京冬季五輪に多くの南北合同チームが参加できるよう、支持を要請したと明らかにした。また、30年または34年のサッカー・ワールドカップ(W杯)について、南北や日本、中国による共同開催を提案したと説明した。

 韓中日のスポーツ担当相会合は2回目。中国から国家体育総局の高志丹副局長、日本からは林芳正文部科学相が出席した。

 都長官は今年2月に開かれた平昌冬季五輪に触れ、「南北が合同入場し、史上初めてアイスホッケー女子の南北合同チームが出場し、平昌五輪を平和五輪として行うことができた」と話した。その上で「戦争を止め、平和に向かう意味で始まった五輪の価値を平昌から東京と北京につなげていこう」と呼びかけた。

 会合で3カ国はスポーツを通じた東アジア諸国の平和的な共存を目指すことで一致。16年の前回の会合で採択された「平昌宣言」を実行するための「東京アクションプラン(行動計画)」を採択した。アクションプランには3カ国がスポーツ交流を通し東アジア諸国の平和的な共存と社会発展に取り組むことや、女性と青少年、障害者、高齢者など社会各層の交流、冬季スポーツと生涯スポーツ分野での協力を拡大していくことが盛り込まれた。

 韓国は平昌五輪のノウハウを東京五輪、北京五輪の組織委員会と共有することにした。


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