【ソウル聯合ニュース】北朝鮮・開城にある高麗時代の王宮遺跡「満月台」の発掘調査を行ってきた南北の団体が中国で会合を開き、調査の再開について協議したことが23日、分かった。 学会関係者によると、韓国の南北歴史学者協議会と北朝鮮の民族和解協議会の関係者が先週中国で協議を行い、民族和解協議会が前向きな姿勢を示したという。 満月台の発掘調査を行うためには韓国統一部の承認などの手続きが必要だが、調査再開の第一歩を踏み出したと評価される。 2013年に世界遺産に登録された「開城の歴史的建造物と遺跡」の一部である満月台は919年に建設され、1361年に全焼した。 南北は2007年から7回にわたり、満月台の共同発掘調査を実施。7回目の15年には6カ月で7000平方メートルを調査し、19棟の建物跡や約3500点の遺物を発掘した。 これまで3万3000平方メートルのうち、1万9000平方メートルの調査が終わり、39棟の建物跡や約1万6500点の遺物などが確認された。 韓国文化財庁関係者は「発掘調査の再開が決まれば、すぐに調査団を送ることができるように準備する」と話した。
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