朝鮮労働党中央委員会政治局会議の様子。中央奥が金正恩氏=10日、ソウル(朝鮮中央通信=聯合ニュース)
朝鮮労働党中央委員会政治局会議の様子。中央奥が金正恩氏=10日、ソウル(朝鮮中央通信=聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は10日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が9日の党中央委員会政治局会議で「最近の朝鮮半島情勢の発展に対する報告を行った」と伝えた。

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 金委員長は軍事境界線がある板門店の韓国側施設「平和の家」で27日に南北首脳会談が開催されることに言及し、南北関係の発展方向や米朝対話の展望を詳細に分析、評価した。その上で、「今後の国際関係の対応方針や党が堅持すべき戦略・戦術的問題」を提示したという。同通信はただ、対応方針や戦略・戦術的問題に関する具体的な発言内容は伝えていない。北朝鮮メディアが南北首脳会談の開催日、開催場所を報じたのは初めてとなる。

 朝鮮労働党の政治局は北朝鮮の最高政策決定機関。今回の政治局会議は、最高人民会議(国会に相当)の第13期第6回会議が11日に開催されるのを前に、議題などを討議し、決定するために開かれたようだ。

 北朝鮮メディアが配信した会議の写真を見ると、金委員長をはじめ金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長、崔竜海(チェ・リョンヘ)党副委員長、朴奉珠(パク・ボンジュ)首相、李明秀(リ・ミョンス)朝鮮人民軍総参謀長ら11人が円卓を囲んだ。


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