文議員、康長官、洪代表(左上から時計回り)が座った椅子は安倍氏のものより低かった=(EPA=聯合ニュース)
文議員、康長官、洪代表(左上から時計回り)が座った椅子は安倍氏のものより低かった=(EPA=聯合ニュース)
【東京聯合ニュース】安倍晋三首相と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使団の一員として訪朝した徐薫(ソ・フン)国家情報院長が13日、首相官邸で面会した際に座った椅子の高さに変化が見られ、関心を呼んでいる。 昨年5月に文大統領の特使として派遣された与党「共に民主党」の文喜相(ムン・ヒサン)国会議員や同12月に訪日した康京和(カン・ギョンファ)外交部長官、韓国最大野党「自由韓国党」の洪準杓(ホン・ジュンピョ)代表が安倍氏との会談で座った椅子はピンク色で、安倍氏のものより低かった。 安倍氏の椅子は花柄で高さも明らかに異なり、韓国からの訪問者を見下ろす形になっていた。 このため、安倍氏が韓国の外交使節を見下しているのではないかとの批判が持ち上がっていた。このような「差別待遇」は、首脳クラスではない外国の高官に会う際に続けられてきた慣例だと伝えられた。 しかし、この日徐氏と安倍氏が座った椅子は同じ花柄の椅子だった。両国間の事前調整があったのかは明らかになっていないが、このような変化を巡ってさまざまな推測が提起された。 現場を取材した日本の記者の間では「韓国メディアの問題提起が受け入れられたのではないか」と推察する声も上がった。南北・米朝首脳会談という「世紀のビッグイベント」を前に、関連情報の共有を期待する日本政府が自ら差別待遇を改善したのではないかとの話も聞かれた。 これに関し、首相官邸側は立場を明らかにしなかった。 徐氏と安倍氏の面会は予定されていた15分間を大幅に超え、約1時間にわたり行われた。韓国青瓦台(大統領府)は、安倍氏が朝鮮半島非核化に向けた動きに関し文大統領のリーダーシップを評価し、徐氏に北朝鮮の状況や現在の立場について細かく質問するなど高い関心を見せたと説明した。
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