白泰鉉報道官=(聯合ニュース)
白泰鉉報道官=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の白泰鉉(ペク・テヒョン)報道官は24日の定例会見で、北朝鮮も韓国で開かれる平昌冬季五輪(2月9日開幕)の参加国だとし、「それにふさわしい礼遇をする必要がある」と述べた。北朝鮮が23日に対韓国窓口機関、祖国平和統一委員会の報道官談話で、韓国の保守団体が北朝鮮国旗や金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の写真を燃やしたと非難し、責任者の処罰などを要求したことについて、政府の立場を問われて答えた。白氏は「平昌五輪を成功させるため、全国民が心を一つにすることが重要だ」とも強調した。 一部の保守団体メンバーは22日、平昌五輪に合わせた韓国公演準備のため訪韓した北朝鮮「芸術団」の視察団がソウル駅に到着した際、付近で北朝鮮国旗を燃やすなど南北融和に反対する抗議デモを行った。祖国平和統一委員会はこれを強く非難し、韓国当局に謝罪と責任者の厳罰、再発防止を要求。また、「五輪に関する今後の措置も慎重に考慮せざるを得ない」と五輪参加の撤回もちらつかせた。 白氏は、韓国政府が北朝鮮に低姿勢を貫いているとの指摘に対し「相互理解と尊重の精神に基づき、断絶された南北関係を復元、改善して発展させ、ひいては究極的な朝鮮半島平和の契機をつくるべきだ」と述べ、朝鮮半島の平和と繁栄を目指し揺るぎなく政策を進めていくとした。 一方、北朝鮮が平昌五輪開幕前日の2月8日の「建軍節」(朝鮮人民軍創建日)を記念する閲兵式(軍事パレード)を準備していることと関連し、韓国政府として事前に懸念を表明する計画があるかとの質問には、「朝鮮半島状況を安定的に管理するため、さまざまなことを考慮し、努力している」と述べるにとどめた。
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