「花遊記」、未聞の放送事故に続きスタッフの脳出血・下半身まひ重傷で雇用労働部の現場調査受ける…最悪の状況(提供:news1)
「花遊記」、未聞の放送事故に続きスタッフの脳出血・下半身まひ重傷で雇用労働部の現場調査受ける…最悪の状況(提供:news1)
韓国tvN週末ドラマ「花遊記」が結局、雇用労働部の現場調査を受けた。ワイヤーが露出するという前代未聞の放送事故やスタッフの重傷問題で、放送2回で“歴代級の問題作”となったのに続いて、雇用労働部の現場調査をも受け、再び注目を浴びている。

 雇用労働部平沢(ピョンテク)支庁は去る28日午後2時、全国言論労働組合(以下、言論労組)の要請で京畿道(キョンギド)安城市(アンソンシ)一竹面(イルチュンミョン)に位置する撮影現場を訪れ、スタッフ墜落事故現場を視察した。

 言論労組側は「約2時間半の調査と面談を通して、制作会社側が事故発生後も再発防止対策を準備せず撮影を続けていることを確認した」と伝えた。

 言論労組側が指摘した問題は■墜落事故と共に崩れ落ちたセットの天井を補修したのに、あちこちで天井を支える木材や合板の間が広がっている点、■底に各種ケーブルや木材およびペイントなど引火物質が煩わしく置かれ、転倒事故や火災において最悪な構造だったという点、■セット場を再設置したり補強したりせず、現場をはんだ付け式で収拾して撮影を継続していたという点だ。これに言論労組側は「いつスタッフや俳優に第2の事故が発生してもおかしくない状況」と声を高めた。

 これに雇用労働部平沢支庁勤労監督官は現場で、制作会社側に数事項を要請した。■セット天井上に上らなければならないすべての作業中止、■セット作業時に“木材はしご”の使用禁止、■作業場の安全確保に向けた改善努力とサービス契約書上の業務範囲と責任、履行主体を明確にすることだ。また、今回の墜落事故は小道具担当の職員にシャンデリアの設置や電線連結までを依頼して発生したもので、制作会社の電気工事関連法に伴う違法事項を調査、産業安全保健公団と協議して安全診断実施も検討する計画だと伝えられた。

 言論労組側は責任者への厳罰と原因究明に向けて雇用労働部に告発する方針だ。言論労組側は「来週中にJSピクチャーズとラオンを産業安全保健法および勤労基準法違反容疑で雇用労働部に告発し、責任者厳罰と原因糾明に力を注ぐ計画」としながら、「CJ E&M側にも作業中止と再発防止対策樹立議論のための面談を公式要請した状況だ。放送通信委員会、科学技術情報通信部、雇用労働部、公正委など関係部署との緊急連席会議も提案し、政府次元で正確な調査と対策準備に出ることを促そうと考えている」と伝えた。

 一方、「花遊記」の初放送前日(23日)、現場スタッフがセットから墜落する事故が発生した。該当スタッフはシャンデリアを装着する作業中に3メートルの高さから床に落下し、腰骨と肋骨が砕ける重傷を負った。また、床に頭を打ち、二次衝撃が加わって脳出血の症状もあったと伝えられている。さらにスタッフの実兄は去る28日に放送されたニュース番組を通して、「下半身まひの判定が出た」と明らかにした。

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