韓国国防部長官「JSAで北朝鮮の実弾が越えてきたのは初めて」(提供:news1)
韓国国防部長官「JSAで北朝鮮の実弾が越えてきたのは初めて」(提供:news1)
韓国国防部のソン・ヨンム長官は14日、共同警備区域(JSA)で北朝鮮軍の兵士が亡命する過程で北朝鮮軍が銃撃したことと関連し、JSAで北朝鮮軍の実弾が韓国側へ越えてきたのは初めてだと明かした。

 ソン長官はこの日、国会国防委員会に出席し、MDL(軍事境界線)の韓国側に北朝鮮の銃弾が被弾した事件は初めてではないかという質問に「そうだ」と答えた。

 「北朝鮮が停戦協定を違反したのではないか」という質問には「すぐにアナウンス(発表)をした」とし「軍事停戦委員会を通じて北朝鮮に適切な措置を要求する。法的措置をとり、声明書を発表するなどの措置をするしかない状況」と述べた。

 韓国軍は状況報告が遅れたことについては、これを認め謝罪した。

 ソ・ウク合同参謀本部作戦本部長は「状況報告が少し遅れたのは事実だ」とし「長官が予算決算特別委員会に出席している上に、私を含め実務陣に過ちがあったことを謝罪する」と述べた。

 銃撃を受けて負傷した亡命兵の状態についても説明した。ソ作戦本部長は「亡命兵は銃創を5か所負ったと判断し、1次手術を13日午後11時までおこなったが、まだ不透明だ」とし「2~3日、患者の状態と経過を観察後、再手術するかどうかを判断するとの連絡を病院から受けた」と述べた。

 ソ作戦本部長は「我々の警戒所では車両が北朝鮮の警戒所へ突進し、(人が)降りて銃撃を受けたことを認識していた」とし「韓国の警戒所では監視体制を維持しながら、追加状況を報告していた」と説明した。

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