兵士の容体について説明する執刀医=14日、水原(聯合ニュース)
兵士の容体について説明する執刀医=14日、水原(聯合ニュース)
【水原聯合ニュース】南北軍事境界線上にある板門店の共同警備区域(JSA)から13日午後に韓国側へ亡命中に銃撃を受けた北朝鮮兵士はソウル近郊の水原市にある亜州大病院で手術を受けたが、危篤状態であることが14日、分かった。 手術を執刀した李国鍾(イ・グクジョン)教授は報道陣に対し、「今後10日間は何度も峠を越えなければならない。臓器の状態が深刻で、強制的に縫合した状態」と明らかにした。出血が多く、ショック状態の中で手術したため、傷が治っていないという。 兵士は容体が安定し、命に別状はないとされていたが、李氏は兵士の命に別状はないと言える段階ではないと伝えた。さらなる手術が必要だが、14日には予定されていないという。 李氏は2回目の手術について、「明日か明後日、患者の状態をみてから決める」として、「原則的に48~72時間の観察後、2回目の手術を行う」と述べた。「韓国に来ようとした人なので、可能な限り助けるための努力をしている」とした。 兵士は現在、集中治療室で生命維持装置を付けている。亡命中に北朝鮮軍の銃撃を受け、5~6カ所に銃創を負ったとされる。
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