韓国予選の出場者や審査委員ら。前列中央が優勝したユさん=23日、ソウル(聯合ニュース)
韓国予選の出場者や審査委員ら。前列中央が優勝したユさん=23日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】和食の料理人が技を競い合う「日本料理コンペティション」の韓国予選が23日、中村調理製菓専門学校(福岡市)のソウル分校「ナカムラアカデミー」で行われた。 コンペティションはNPO法人・日本料理アカデミー主催で、隔年で開かれている。日本国内の6地域と韓国で予選が行われ、各予選の優勝者らが来年3月に京都で開催される決勝に進む。 今年のテーマは「香りの創造」。当日に公開された食材を使い3時間半の制限時間で3品を仕上げた。 韓国予選には韓国人の若手料理人5人が出場した。審査委員は「年々レベルが上がっていることに驚いている」として、「日本料理をもっと広めてもらいたい」と感想を語った。 優勝したのは京都やソウルのすし店で修行を積んできたユ・ソンヨブさん(40)。ユさんは「今後も韓国でしっかりとした日本料理をちゃんとした形で提供するためにまい進していきたい」と意気込んだ。 一方、予選後は農林水産省が日本食の海外発信を広げるために定めたガイドラインに基づき、民間団体が認定する外国人対象の日本料理調理技能認定の授与式が行われた。これまで計90人が認定されており、韓国人としては初めて10人が認定を受けた。10人はいずれもナカムラアカデミーの卒業生。ソン・ジュンソクさん(37)は「これからもっと経験を積み、韓国化した日本料理ではなく、現場の料理をお客さんにふるまいたい」と語った。
Copyright 2017(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0