「Apeace」
「Apeace」
ことし3月にリリースしたシングル「どこまでも続く道を…/CHANGE my LIFE」が、オリコンのデイリーランキング3位を獲得し、現在は月に1度の定期ライブをベースに、バラエティ、MC、モデル、舞台、ミュージカルなど個々の魅力を生かし、幅広い分野で活躍している「Apeace」。

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 2011年5月にデビューし、6周年を迎えた彼らが6月29日(木)東京・YAMANO HALLにて、デビュー6周年記念ライブ「Apeace JAPAN debut 6th Anniversary SPECIAL LIVE~Cheer on the run~」を開催した。

 今回のライブは、これまでの6年間の集大成、そして、これからの「Apeace」の未来への希望の詰まった公演。現在活動するメンバーのゴンヒ、スンヒョク、ソンホ、ワンチョル、ジュンシク、ドゥファン、セヒョン、ヨンウク、シヒョク、J.D(※ウォンシクは兵役準備のため欠席)、そして、兵役から戻ったヒョンソン、ジヌの12人が参加し、記者会見後に昼公演をスタートさせた。

 6周年にちなみに、メンバーたちが街にあふれる“6”の風景を収めた、遊び心のあるオープニング映像が流れた後、みんなで盛り上がれるキュートな歌詞とダンスの「Sweet Sweet(シャッフルver)」で幕を開けた。メンバーたちの登場に、会場の熱気は一気にヒートアップ。間奏では、メンバーが1人ずつ言葉をつないでいき、「『Angel Peace』(=「Apeace」のファン)、もう一緒に歩み始めてから6年が経ちました。いつもそばにいてくれてありがとう!愛してる。そして、きょうのライブ、僕たちが準備してきました。愛してます!」と叫び、花道を通ってサブステージに来ると、さらに客席との距離感がグッと縮まった。

 全員であいさつした後、「皆さんと一緒に過ごしてきた時間が7年目になりますけど、きょう最高の思い出を作っていきたいと思います!」と力強く呼び掛けるドゥファンを皮切りに、「きょう一日楽しく燃えたいと思います。皆さんちゃんとついてきてください!」(ゴンヒ)、「『Apeace』がここまで成長したんだなって思いながら母親みたいに、そして、恋人みたいに友達みたいに、いろんな気持ちを込めてきょうのライブを楽しんでくれますか?ありがとうございます」(ワンチョル)、「6周年の公演を見に来てくれて、本当にありがとうございます。僕たちも心から感謝しています」(ジュンシク)、「楽しい曲を準備しているので、6周年のライブ、ぜひ楽しみにしてください」(シヒョク)、「最高の思い出を持って帰れるように頑張っていきたいと思います。最後まで熱い応援よろしくお願いします」(スンヒョク)、「記念すべきこの日を大切に、皆さんと一緒に充実した公演になるよう頑張りますので応援よろしくお願いします」(J.D)、「燃えつきるまで頑張りたいと思います。皆さん、最後まで楽しんでください」(ヨンウク)、「皆さんのおかげで、またステージに立つことができています。本当にありがとうございます」(セヒョン)、「雰囲気がいいですね~。このまま最後まで行きましょう!」(ソンホ)と自己紹介をかねて意気込みを語り、ファンの気持ちをあおった。

 そして、この日はジュンシクとシヒョクがMCを務め、今回のライブのタイトル「Cheer on the run」について、セヒョンが「同じ気持ちになって、最後まで走り切ろうって意味で集まったので、きょうは僕についてこい!」と言うと、「何で君だけに?」など他のメンバーから一斉にツッコミが入り、「セヒョンだけに夢中になったら、きょうの公演はあんまり、いい思い出にならない。チョルだけに集中してください!」と負けじとアピールするワンチョルなど、ワチャワチャした楽しいトークを展開。会場全員で、「6周年おめでとう!」とコールした後、本格的にライブ本編が始まった。

 日本のガールズグループの曲をメドレーでカバーしたり、アップテンポの爽やかな「ぎゅっとしたい」でキュートさも見せた後、ユニットごとに圧巻のダンスパフォーマンスを次々と披露していくメンバーたち。メインステージとサブステージを上手く使いながら、繊細かつダイナミックなダンスで目を惹きつける。さらに、J.Dのピアノ演奏でメンバーたちが抜群の歌唱力、ハーモニーを会場に響かせ、今度は耳を惹きつけるなど、個性あふれる多彩なパフォーマンスを繰り広げ、ファンを魅了した。

 さらに、兵役から戻ってきたヒョンソンとジヌによるソロステージと2人のユニットステージも。特に、ユニットステージでは、ジヌが兵役中のときの気持ちを表現したという自作曲で、率直な思いを届けた。

 また、「Apeace」のデビュー6周年を祝い、ファンから寄せられた長文の手紙が2枚紹介され、それぞれジュンシクとセヒョンが淡々と読み上げ、「Apeace」とファンの絆を感じさせる温かい内容で、会場中を感動に包んだ。

 兵役中のヨンウォン、この日参加できなかったウォンシクからのビデオレターも紹介され、さらに映像では、10年後には日本武道館に立っていたいという夢を明かしたメンバーたちが恵比寿から、日本武道館まで向かう姿も。日本武道館の前でメンバー全員が集結し、夢を抱きながら、決意を新たに、笑顔を浮かべる彼らの姿が印象的だった。

 ライブ終盤では、これまでの足跡をたどるように、「Lover Boy」、「S.O.S」、「Hero」、「Ur My Life」、「VEIL」と「Apeace」が楽曲を、発表していった順にノンストップでパフォーマンスを披露。息もつかせぬ怒涛の全力パフォーマンスは“カッコいい!”の一言で、ファンも一緒に踊りながら、最高の盛り上がりとなった。

 ヨンウクは「皆さんの応援が熱すぎて、本当に元気になりました!」とニッコリし、現在のリーダー、ゴンヒは「『Apeace』が今まで続けられたのは、『Angel Peace』のおかげじゃないかなと思うんですけど、僕たち『Apeace』、7年、8年、9年、10年、20年まで頑張って続けていきたいと思うんで、皆さんついてこい!」と男らしく呼び掛けると、客席は「キャー!」と黄色い声を上げて反応した。

 20年後もいまぐらい踊れるのかと冗談交じりに心配するメンバーたちだったが、「日本では、年を取っても踊れるグループはたくさんあるから」と前向きなワンチョル。「でも、僕たちも僕たちですけど、ファンの皆さんも一緒に年を重ねていくわけだから」とドゥファンが冷静に指摘すると、「『Angel Peace』は年を取らないから!天使だから年を取らないんだよ!」とスンヒョク、さらにワンチョルも「KTHEATERの時代から、いままで応援してくれている方はいっぱいじゃないですか。大事なのは、『Angel Peace』は顔が変わっていない。変わるのはネイルとか髪型とか。僕たちはどんどんなんていうか、腐っていく!? (笑)」と言ったところで、会場中が大爆笑。メンバーにこれ以上の発言を強制終了され、最後の曲へ。

 「6年前もそうだったし、いまもそうだし、未来もそうだと思うんですけど、この道を皆さんと一緒にずっと歩いていきたいなと思うので、ずっと見守ってください」というセヒョンの曲紹介で、「どこまでも続く道を…」を熱唱。ファンも思いをめぐらせながらうっとりと聴き入り、温かい雰囲気のまま本編が終了した。

 アンコールを受け、再び登場した「Apeace」。元気いっぱいにパフォーマンスを見せた後、今後の活動をお知らせし、8月23日(水)には「Apeace」初の名古屋公演となる「Apeace LIVE 2017 #8 in NAGOYA」の開催決定を発表、ファンを驚かせた。そして、客席をバックに記念写真を撮影した後、最後は優しいバラード「We are the one」で締めくくり。メンバーが客席にマイクを向け、ファンも一緒に歌いながら、会場は一体感に包まれた。

 そして、12人が横一列に並んで、「きょうは本当にありがとうございました。いままで、We are 『Apeace』。誠にありがとうございました!」と一礼すると、舞台袖にはけるのではなく客席に降りていき、それぞれが会場の隅々まで回り、ファンと握手やハイタッチをするなどの神対応で、最後までファンを喜ばせ、熱狂させながらデビュー6周年を彩った。

 ことしは5月に開催されたKCONにも出演し、「Mcountdown」では初出場ながらもその実力を存分に見せつけるなど、着実に力をつけている「Apeace」。「全員が身長180cm以上」という恵まれたスタイルから繰り出されるダイナミックなダンスで、ステージ映えする彼らが、グループとしてもソロとしてもどう進化していくのか、とても楽しみだ。


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