グループ「iKON」
グループ「iKON」
2016年末の「第58回輝く!日本レコード大賞」で最優秀新人賞を受賞、「第31回日本ゴールドディスク大賞」では「ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」と「ベスト3ニュー・アーティスト」(アジア)の2冠を達成し、海外アーティストのデビュー(本国)から、史上最速となる1年9か月での日本ドームツアー「iKON JAPAN DOME TOUR 2017」も決定するなど、目覚ましい躍進を遂げている7人組ボーイズグループ「iKON」(アイコン)。

iKON の最新ニュースまとめ

 昨年、大好評のうちに幕を閉じたアリーナツアーのアンコール公演として、2月の大阪・大阪城ホール公演を皮切りにスタートした「iKON JAPAN TOUR 2016~2017」が福岡公演を経て、3月18日(土)~20日(月・祝)の神奈川・横浜アリーナで、ついにツアーファイナルを迎えた。

 特に、最終日の20日は昼公演が「CSテレ朝チャンネル1」で生中継、夜公演が全国各地の映画館にてライブ・ビューイングが実施されるほど注目を集め、その人気ぶりを改めて示した。
昨年より、さらにパワーアップして帰ってきた「iKON」は、クールでカッコいいパフォーマンスもさることながら、日本語でのMCではキュートさ、面白さなどさまざまな魅力を発揮。横浜アリーナ公演の直前、末っ子のチャヌが新曲ミュージックビデオの撮影中に足を負傷したため、全てに参加することはできなかったものの、その分を他のメンバーたちが気合の入ったパフォーマンスでカバーし、見応えたっぷりのステージで「iKONIC」(アイコニック=「iKON」のファン)を熱狂させた。

 20日は昼公演から、会場は赤いペンライトを持った「iKONIC」で埋め尽くされ、熱気が充満。オープニングを告げるピアノ曲がかかり、スモークのたかれたステージにB.I、ジナン、BOBBY、ユニョン、ジュネ、ドンヒョクが姿を見せると、会場からは割れんばかりの大歓声。チャヌを除く6人でのスタートとなったが、1曲目の「DUMB & DUMBER」からテンションは最高潮で、大人気曲「SINOSIJAK REMIX」、「WHAT'S WRONG?」と続き、怒涛の盛り上がりで幕を開けた。

 リーダーB.Iの「横浜、Get ready?」の呼び掛けに、「Show time!」とファン。「こんにちは。僕たちは『iKON』です」と全員であいさつした後、「アンニョン。『iKONIC』JAPAN、僕は『iKON』のB.Iだよ。ついにツアーファイナル。最後まで盛り上がりましょう!」、「めちゃめちゃすごくとてもたくさん会いたかったよ。日本語の達人ジュネだよ。歌はもちろん、たくさん面白いこと、ギャグも準備しましたから期待してね」、「久しぶりですね。ジナンです。みんな気付いていると思いますが、きょうチャヌが足をケガしてしまって、最初から参加できなかったです。でも、僕たちチャヌの分まで頑張りますので、よろしくお願いします!」、「こんにちは。情熱マン、ユニョンです。みんなに情熱会いたかったよ。きょうも情熱楽しもうね」、「久しぶり、みんな。ドンヒョクです。きょうも楽しんでくれるよね?」、「僕はBOBBYです。最後まで、いこうぜ~!」と客席をあおり、ファンのテンションをさらに高めた。

 「WELCOME BACK」では、今回もメンバーたちが次々とアリーナ席をクロスする花道へ。メンバーと客席の距離がグッと縮まる。さらに、ジナンが「いまから僕たちもっと近くに行きますよ」と、「MY TYPE」では外周を周りながら曲を止め、お馴染みの魅力アピールタイムに。
「僕の魅力はやっぱりうなじだよ」とうなじを見せるB.I。ユニョンはアップル・ヒップ、ジュネは口、ドンヒョクは筋肉、BOBBYは目を見開いて“大きな目”をそれぞれアピール。特に、ドンヒョクは他のメンバーから服をめくられ、割れた腹筋がチラリ。「はずかし~」とはにかむ姿にファンは胸キュンとなった。
さらに、「となりのトトロ」のメイをジナン、さつきをBOBBYが、「千と千尋の神隠し」のカオナシをジュネがモノマネして見せたり、ジナン、BOBBY、ユニョン、ジュネ、ドンヒョクの5人でアカペラを披露したり、多彩な魅力を放ち、会場を沸かせた。

 「iKON」が誇るラッパー、B.Iが「BE I」、BOBBYが「HOLUP!」をソロステージで魅せた後は、B.I&BOBBYが「ANTHEM -KR Ver.-」で強烈なカリスマ性を発揮。絶妙なコンビネーションで、ステージを圧倒した。

 「iKON」の休日を収めた未公開映像を挟み、再び登場したメンバーたちは、ボーカルラインの切ない歌声が響く「APOLOGY」を熱唱。続く「I MISS YOU BAD」ではチャヌが登場して完全体となり、一段と歓声が大きくなる中、「JUST GO」、「AIRPLANE」まで歌い終えると、「ユニョンじゃなくてチャヌだ」、「チャヌさん、会いたかったよ」とメンバーたちから温かく迎えられたチャヌ。「こんにちは。『iKON』の末っ子チャヌです。皆さんにご心配をお掛けしました。すみません。早く治しますので、あんまり心配しないでください」と元気な姿を見せた。

 昨年はアリーナツアーを2回行い、「日本レコード大賞」で最優秀新人賞を獲得し、最高の1年だったとファンに感謝した「iKON」。B.Iは「おかげで、ついに5月に京セラドーム、6月にメットライフドームでのドームツアーが決まりました!フレッシュなステージを準備するから楽しみにしてください!」と自信たっぷりに意気込んだ。

 ここからはMCの時間だから、芸人のように面白いことを見せていこうと話すノリノリのジナンとジュネ。「面白いギャグを見せて」と振られたドンヒョクは、「僕あんまり面白くないよ」と苦笑い。ドンヒョクといえば、セクシーなダンスということで、BOBBYのビートボックスに合わせて、セクシーなダンスを披露した。さらに、ジナンは面白いダンス、ジュネはマイケル・ジャクソンのダンス、B.Iとユニョンは韓国で間もなくリリースされる新曲のダンスをちょっとだけ見せ、ファンを喜ばせた。
そして、前回のアリーナツアーでは別れの演技を披露したメンバーたち。今回は、客席から「大好き」という言葉を受け、ジュネとユニョンがキザなセリフの小芝居を繰り広げ、会場は「キャー!」と黄色い声が飛び交った。

 MCの最後は、いよいよハイライト。これまでも日本で流行のギャグを完コピしてきた「iKON」。今回はジュネがキャリアウーマンになりきり、“ブルゾン ジュネみ”が降臨(笑)。ユニョンとドンヒョクを従え、「女に生まれて良かった!」、「花は自分からミツバチを探しに行きますか?探さない。待つの」と妖艶な目つきでドヤ顔し、「だって地球上に男は何人いると思っているの?」、「35億」とやりきり、大爆笑をかっさらった。

 それを見ていたチャヌが、「じゃあ、皆さん歌手に戻ってください!」と冷静に引き戻し、再び6人で「#WYD」。メンバーたちが花道を歩きながら、客席に一輪のバラをプレゼントする甘い演出をし、「TODAY」では楽しい雰囲気に。

 休日を収めた未公開映像の続きが流れた後、ライブも終盤に入り、会場の熱気はさらに加速。「LOVE ME」の後、「RHYTHM TA REMIX (Rock Ver.)」では一体感のあるファンの掛け声を受け、赤い照明の中でキレキレのダンスパフォーマンスを見せる「iKON」に、会場の温度はさらに上昇!続くアグレッシブなナンバー「JUST ANOTHER BOY」では、会場の大合唱&ジャンプで盛り上がった。

 ここまでを振り返り、感想を語るメンバーたち。「ステージに立って皆さんの顔を見ると、疲れることも忘れて楽しむことができます。ここにいる皆さんは僕にとって最高の薬だよ!」(ジュネ)、「ことしも『iKONIC』と過ごせると思ったら幸せだよ!」(ユニョン)、「やっぱり期待を裏切らない横浜のファンの皆さんですね~。皆さんの愛がとっても感じられる時間でした。でも僕たちの愛も伝わっていますか?もっと惚れさせるぞ」(ドンヒョク)、「僕たち『iKON』、こんなに愛されてもいいですか?いいですね。『コニギ』(=「iKONIC」の愛称)に愛されるの当たり前ですね。だって『コニギ』だから!」(ジナン)、「とても光栄ですね。ありがとうでござる」(BOBBY)、「『iKON』は皆様の愛をもらって成長して、1年でここまでくることができました。これからも僕たちは変わることなく、皆さんのために歌い続けますので、もっともっと愛してください」(B.I)とそれぞれの想いを伝えた。

 B.Iが「最後の曲はチャヌのことを永遠に愛し続けてください、ということで『CLIMAX』。レッツゴー!」と曲紹介して「CLIMAX」、回転するセンターステージで「M.U.P」を熱唱し、本編を締めくくった。

 アンコールを受け、ステージに戻ってきた「iKON」。花道を猛ダッシュするドンヒョクを先頭に、チャヌも含め7人が花道に散らばり、「SINOSIJAK REMIX」、「DUMB & DUMBER」を歌いながら、客席にグッズを投げ込んでプレゼント。B.Iはファン一人ひとりと目を合わせながら笑顔を向け、チャヌもゆっくりと歩きながら「ありがとう」とお辞儀をしたり、両手でハートを作ったりと、それぞれのやり方でファンと触れ合った。

 ラストはB.IがiKONICのために作った曲「WAIT FOR ME」でフィニッシュ。センターステージで、一人ずつあいさつし終えると、メインステージで7人そろって「また会いましょう!以上『iKON』でした。ありがとうございました!」と笑顔で手を振り、充実した表情でステージを下りた。

 ツアーを重ねるごとに、会場が大きくなり、メンバーたち自身も大きく成長している「iKON」。さぁ、次はいよいよ目標にしていたドームツアーだ!


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