韓国ホテル業界、中国のTHAAD報復でインド・東南アジア顧客誘致へ

中国がTHAAD（終末高高度防衛ミサイル）配置への報復措置で、来る15日より韓国行き旅行商品の全面販売禁止に突入する中、韓国のホテル業界では東南アジアやインドなどの市場を対象したマーケティングを強化する動きが出ている。

　特に、業界ではインセンティブツアー顧客を積極的に引き出す動きが活発になっているという。

　14日、ホテル業界によると、ソウル市内の主要ホテルは中国観光客の”空席”を埋めるため、インドや東南アジアの顧客を集めるためのマーケティング戦略準備に力を入れている。特に、客室数が多い大型ホテルは中国の代案として、インドに注目している。

　某デラックスホテルの関係者は「インドは人口も多く、IT技術強国である点に目をつけ、韓国の主要グループと連携するビジネス旅行やインセンティブツアー顧客を集める多様なプロモーションを準備している」と説明。また「ヨーロッパやアメリカ、香港などの国際会議・コンベンション・展示会のようなMICE分野も、より強化していく計画」と明かした。