大宇造船海洋の玉浦造船所(資料写真)=(聯合ニュース)
大宇造船海洋の玉浦造船所(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】世界的に海運市況が低迷する中でも、韓国の造船所は手持ち工事量で世界1~3位を維持している。だが、深刻な受注難により手持ち工事量は急速に減っており、さらに自国の海運会社から受注する中国・日本勢の激しい追い上げを受けているため、安心はできない状況だ。 造船・海運市況を分析する英クラークソンは20日、1月末現在の手持ち工事量は大宇造船海洋の玉浦造船所が638万4000CGT(標準貨物船換算トン数、91隻)で、世界の造船所のうち最も多かったと伝えた。2位はサムスン重工業の巨済造船所(372万6000CGT、70隻)、3位は現代重工業の蔚山造船所(334万2000CGT、69隻)。1カ月前に続き、韓国の大手造船所がトップ3をキープした。4位と6位は中国、5位は日本の造船所がランクインした。 だが造船業界の関係者は、韓国造船大手が手持ち工事量でトップを占めているのは2~3年前に受注した仕事が多いためで、残る仕事で持ちこたえられるのは1年余りだとし、「決して安心できる状況にはない」と危機感を示した。 一方、クラークソンが集計した1月末現在の造船グループ別の手持ち工事量は、大宇造船海洋が1位、次いで日本の今治造船、現代重工業グループ、サムスン重工業の順だった。
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