北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長(33)の異母兄で、マレーシアで殺害された正男(ジョンナム)氏(46)の遺体の司法解剖が15日、夜になって終わったと見られている。(提供:news1)
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長(33)の異母兄で、マレーシアで殺害された正男(ジョンナム)氏(46)の遺体の司法解剖が15日、夜になって終わったと見られている。(提供:news1)
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長(33)の異母兄で、マレーシアで殺害された正男(ジョンナム)氏(46)の遺体の司法解剖が15日、夜になって終わったと見られている。

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 この日の司法解剖に立ち会った在マレーシア北朝鮮大使のカン・チョル氏らは口を固く閉ざしたまま病院を後にした。

 15日午後2時頃に正男氏の遺体が安置されたクアラルンプールジェネラル病院を訪れたカン・チョル氏は司法解剖の立ち会いを終えて、午後7時47分に姿を現した。暗い表情のカン・チョル氏はおよそ1~2分の間、現地の警察関係者と話を交わしてから大使館の車に乗り込んだ。カン・チョル氏のそばにいた北朝鮮大使館の関係者も頭をかく様子を見せた。

 カン・チョル氏が病院から出てくると、集まった取材陣のカメラのフラッシュを浴びたが、微動だにせずに警察に警護されながら病院を後にした。

 続けて10分の間にカン・チョル氏の乗った車を含めた計4台の北朝鮮大使館の車が出て行った。司法解剖が行われた建物の外に停められていた車に乗るために出てきた大使館の関係者2人も「解剖が終わったのか」、「遺体を引き渡してもらうことにしたのか」といった質問に“知らぬ存ぜぬ”で対応して車に乗り込んでいった。

 北朝鮮大使館の関係者全員が病院を後にしてから現れた解剖現場にいたマレーシア警察の関係者も解剖の終了や遺体引き渡しなどの質問には「ノーコメント」で一貫した。

 正男氏の遺体の司法解剖に立ち会った北朝鮮大使館の職員全員が午後8時の時点で現場を後にしたことにより、司法解剖は終了したと見られる。ただ、現地の警察が解剖結果をどのように発表するのかについては、まだ伝えられていない。解剖結果によって発表される死因などが焦眉の関心事であるだけに、現地の警察が力を入れているものと見られる。

 この日、正男氏の遺体の司法解剖が行われた病院の法医学関連の建物前には100人を超える内・外信の取材陣でごった返した。現地の警察は建物近隣に機関銃を武装した警察官10人を配置し、厳しい警戒態勢を敷いた。取材陣の建物への接近はもちろん、質問などは徹底して制限された。

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