会見で質問に答える新海誠監督=10日、ソウル(聯合ニュース)
会見で質問に答える新海誠監督=10日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】日本の人気アニメーション映画「君の名は。」の新海誠監督が1月に続き韓国を訪れ、ソウル市内で10日に行われた記者会見に出席した。 1月初めに来韓した際、同作の韓国での観客動員が300万人を超えた場合は、もう一度韓国を訪問すると約束していた。新海監督は同作が350万人以上の観客を動員し、韓国で公開された日本のアニメの中で歴代興行1位を記録したことについて、「こんなに早く350万人を超えたということに驚いた」と述べ、韓国の観客に謝意を伝えた。 一方、日本メディアがリュ・スンワン監督の新作映画「軍艦島」(原題)を事実を歪曲(わいきょく)していると批判したことに対する立場を問われると、「軍艦島」についてはよく知らないものの、観客とコミュニケーションを取ることが自分の役割だとした上で、歴史的、政治的問題はどの国にもあり、そのような次元を超えて個人と個人の関係があると述べた。 また、韓国人の友人が多いと明かし、政治的な部分については話が合わないこともあるが、友達として魅力的だと感じると紹介。国家という大きな単位で見れば互いに立場の違いがあるが、人間同士、友達同士の関係を通じて特別な交流が生まれ、それが文化交流につながるとの見解を示した。 今年7月に封切り予定の「軍艦島」は、15年7月に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」に含まれている長崎市内の端島炭坑(軍艦島)に強制徴用された朝鮮半島出身者らの命がけの脱出を描いた映画だ。
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