回収率94%の「ギャラクシーノート7」、9日から充電15%に制限

サムスン電子が昨年10月、生産・販売中止以降、回収作業を行っている「ギャラクシーノート7」の利用制限のため、強度の高いバッテリー充電制限措置を出した。

　サムスン電子は来る9日から国内で販売された「ギャラクシーノート7」のバッテリーを15%まで充電できるようアップデートを実施すると4日、明らかにした。3か月ほどおこなわれた措置にもいまだ回収されておらず、顧客が使用中である「ギャラクシーノート7」を全面回収するための苦肉の策である。「15%制限」は当初予想された「30%制限」より強度の高い措置だ。しかし「0%制限」で事実上、機器の使用を強制的に中止した米国とは対照的である。

　サムスン電子が公式的に明らかにした「ギャラクシーノート7」の現在の回収率は94%だ。国内で95万台が販売された点を勘案すればこれまで6万台ほどがいまだ国内消費者の手にある状況だ。

　サムスン電子はこの日、「ギャラクシーノート7」使用顧客を対象にメッセージを送り、契約店舗やサムスン電子サービスセンターを訪問し、交換または払い戻しを受けるように案内する計画だ。