定例記者会見を行う鄭報道官=7日、ソウル(聯合ニュース)
定例記者会見を行う鄭報道官=7日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】米軍が朝鮮半島進駐を開始した日(1945年9月8日)を翌日に控えた7日、北朝鮮が在韓米軍の撤退を主張したことについて、韓国統一部の鄭俊熙(チョン・ジュンヒ)報道官は同日の定例記者会見で「在韓米軍撤退を主張し、韓国の内部分裂を試みるよりも、まず朝鮮半島の緊張の根源が何であるかを考えるべきだ」と述べた。 また北朝鮮に対し、「核とミサイルによる挑発を中断し、非核化と住民の生活を優先する正しい道を歩むよう忠告する」と強調した。 対韓国窓口機関の祖国統一民主主義戦線中央委員会はこの日、「米帝侵略軍の撤退は地域の安定と発展を望む国際社会と周辺国の関心事であり、差し迫った政治的課題だ」と主張した。朝鮮中央通信が報じた。 一方、鄭報道官は北朝鮮の洪水被害の状況を調べているとした上で、「北の当局から水害に対する支援要請は今のところない」と伝えた。 秋夕(中秋節、今年は9月15日)に合わせた南北離散家族再会行事については、北朝鮮の核開発やミサイル発射などの挑発が続いていることから、実現は難しいとの認識を示した。
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