サムスンとアップル(資料写真)=(聯合ニュース)
サムスンとアップル(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子が4~6月期に高水準の営業利益率を記録し、スマートフォン(スマホ)で競い合う米アップルを約10ポイント差まで追い上げる見通しだ。  サムスン電子は4~6月期に8兆ウォン(約7000億円)台の営業利益を計上し、営業利益率は16.2%と前期から3ポイント近く上昇すると見込まれる。2013年7~9月期(17.2%)以来、11四半期ぶりの高水準。 ハイエンドスマホ「ギャラクシーS7」シリーズの販売台数が累計2600万台を記録し、このうち単価の高い「ギャラクシーS7エッジ」の割合が大きかったことが追い風となった。マーケティングコストの削減も収益を押し上げた。 一方、アップルは1~3月期に13年ぶりの減収に転じたのに続き、低価格の新モデル「iPhone(アイフォーン)SE」の売れ行きが予想を下回り、4~6月期の営業利益率は横ばい、または低下の26~27%にとどまる見通しだ。 韓米当局の資料で両社の営業利益率を比較すると、昨年10~12月期にサムスン電子の11.5%に対し、アップルは31.9%とほぼ3倍だった。今年1~3月期はサムスン電子が13.4%に上がった一方で、アップルは27.7%に低下し、約14ポイント差に狭まった。さらに4~6月期の開きは約10ポイント、あるいはそれ以下に狭まると予想される。 モバイルを中心にした収益構造のアップルは、もともとサムスン電子より営業利益率が高い。サムスン電子が過去最高の業績を記録した2013年7~9月期に9ポイントに縮まった以外は、おおむね2倍以上の開きがあった。
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