平昌(ピョンチャン)冬季五輪の初めてのテストイベントとなるFIS(国際スキー連盟)スキーW杯が成功に終わった。(提供:news1)
平昌(ピョンチャン)冬季五輪の初めてのテストイベントとなるFIS(国際スキー連盟)スキーW杯が成功に終わった。(提供:news1)
平昌(ピョンチャン)冬季五輪の初めてのテストイベントとなるFIS(国際スキー連盟)スキーW杯が成功に終わった。

 2018平昌冬季オリンピック及びパラリンピック組織委員会は8日、「平昌冬季五輪の初めてのテストイベントとなるFISスキーW杯が9日明け方にアメリカ選手団12人の出国が完了すれば全て終了する」と明らかにした。

 今大会はこれまで環境破壊騒動や行政手続きの遅延、そして気象の悪化などによる行程遅延でIOC(国際オリンピック委員会)とFISの憂慮の中で始まったが、成功を収めた点で大きな意味がある。

 組織委員会はこのような難関を克服するにおいて、江原道(カンウォンド)をはじめとする開催都市、文化体育観光省などの政府機関、軍や地域住民が「大会開催の成功」という目標を達成するために団結してチームワークを見せたためだと分析している。

 今大会の期間中、組織委員会によるコースの準備や大会運営など全般的に大きな成果があったという評価だ。コースをはじめ、競技運営や選手団の移動や宿泊、飲食、クライアント別のサービスなど大会運営全般に対して、各選手団はもちろん、IOCやFIS、外信なども満足させた。

 そこに250人に達する支援ボランティアの影の努力も大会の成功に大きな役割を担っていた。2日間で競技場を訪れた2600人の観衆も成熟したマナーを見せた。

 非常事態に対する組織委員会の対処も光を浴びた。7日、スーパー大回転の試合でイタリアとフランスの選手が負傷したが、組織委員会は対していた救急ヘリや救急車で迅速に指定病院に搬送し、治療をするよう措置をした。

 また急な大雪で7日の大会運営に支障が出ると予想されていた。しかし組織委員会は役員や競技運営員ら300人を緊急投入し、コースや観衆動線、競技場内外の道路などに対する除雪作業を終えて、大きな問題はなく大会を進めた。

 組織委員会は今大会を始めとして、今後おこなわれるテストイベントや2018年の本大会も支障なく準備していく予定である。

 組織委員会のチョ・ヤンホ委員長は「準備期間は大変だったが、今大会を通じて我々はIOCをはじめFISなど世界のスポーツ界との約束を守り、大会の成功によって大韓民国の底力を確認してもらった」と述べた。

 続けて「今回の経験をもとに、大会運営などの準備をさらにアップグレードさせていき、平昌冬季五輪への盛り上がりをきっかけにして、残り27のテストイベントとオリンピックへの準備に拍車をかけていくつもりだ」と強調した。

 平昌冬季五輪の施設や大会運営能力の点検などのための2回目のテストイベントは「FISスノーボード・フリースタイルW杯」で、今月18日から28日まで江原道・平昌郡の普光(ポグァン)スノーパークにて開催される。

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