記者懇談会に出席したイ・ヨンエ(右)とソン・スンホン=(聯合ニュース)
記者懇談会に出席したイ・ヨンエ(右)とソン・スンホン=(聯合ニュース)
来年後半に放映開始予定のSBSドラマ「師任堂、ザ・ハーストーリー(the Herstory)」(原題)の記者懇談会が30日、江原道江陵市内のホテルで開かれ、女優復帰を果たす主演のイ・ヨンエが約10年ぶりとなるドラマへの意気込みを語った。

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 同ドラマは、5万ウォン札の肖像画になっている朝鮮王朝時代の女流画家で、儒学者の李珥(イ・イ)の母でもある申師任堂(シン・サイムダン)の人生を描く。韓国美術史が専攻の大学講師が、偶然見つけた師任堂の日記と謎の美人図の秘密を解き明かしていくというストーリーで、イ・ヨンエは大学講師と師任堂の一人二役を演じる。

 同ドラマを復帰作に選んだ理由について、有名画家として才能を発揮した師任堂の子どもを正しく育て、家庭を切り盛りした姿を通じ、「子どものための教育、女性の人生、悩みを解いてみようと思った」と話した。また、「私が持つ才能を生かして仕事をしながら、母として妻として充実しバランスのとれた人生を生きようと思った。容易なことではないのでドラマを通じ葛藤や苦悩をみせたかった」と意気込みを語った。

 さらに、「国内だけでなく全世界の女性が共感できる内容」だとして、韓流ブームの再来までは考えていないが多くの人が楽しめる作品と自信をみせた。

 師任堂が暮らした江陵の「烏竹軒」を結婚後に夫と訪れ、元気な子どもを授かるよう祈ったとのエピソードも紹介。今回江陵で撮影が行われ、夫と子どもと共に再訪して思い出をつくれたと振り返った。

 イ・ヨンエのドラマ出演は2003年~04年に韓国で放映された「宮廷女官チャングムの誓い」以来で、女優活動は05年の映画「親切なクムジャさん」(パク・チャヌク監督)以来となる。「チャングム」では日本をはじめアジア、中東、アフリカなどでも人気を集めたが、結婚と出産を機に女優業を控えていた。

 同ドラマは中国でも同時放送される予定。この日の記者懇談会には7カ国・地域のメディア関係者ら約250人が出席した。

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