北朝鮮が、8月末に起きた北朝鮮北東部の咸鏡北道・羅先(ナソン)市での大規模な洪水被害の復旧過程を収めた記録映像を“特別放送”として報道し、話題になっている。(提供:news1)
北朝鮮が、8月末に起きた北朝鮮北東部の咸鏡北道・羅先(ナソン)市での大規模な洪水被害の復旧過程を収めた記録映像を“特別放送”として報道し、話題になっている。(提供:news1)
北朝鮮が、8月末に起きた北朝鮮北東部の咸鏡北道(ハムギョンプクト)羅先(ナソン)市での大規模な洪水被害の復旧過程を収めた記録映像を“特別放送”として報道し、話題になっている。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

 韓国統一部によると、北朝鮮の朝鮮中央テレビは2日付で「災い転じて福となす30日」というタイトルの15分番組で、羅先市の洪水被害から復旧する様子をまとめたものを放送したという。

 映像は、羅先市の被害復旧を命令した8月27日、朝鮮労働党拡大会議での金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の指示を「愛の命令」と表現し、被害復旧に関する映像を報じるのに多くの比重をおいている。

 映像の途中で司会者は、洪水被害があった時に最高指導者の肖像画及び壁画を保護しようとして命を落としたという住民の名前を一人一人挙げていった。

 北朝鮮は8月末の羅先市の洪水によって40人の被害者を出し、家屋1000棟が破損したと朝鮮中央通信は明らかにしていた。

 その後金第1書記は軍部隊を動員して、羅先市の復旧命令をする一方で、2回ほど自ら現場を訪れ「洪水被害によって住む家を失い、韓紙(和紙のような紙)に座っている被災者を思って眠れなかった」と人民愛を見せたりもした。

 北朝鮮はその後、10月10日の朝鮮労働党創建記念日までに完工を目標として工事を進め、住宅1000棟を完工したと明らかにするなど、集中的な工事により復旧したと主張している。

 今回の“特別放送”も金第1書記の人民愛の可視と同時に、住民らの内部的結束のために制作されたものと見られている。

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