FCソウルが夏の移籍市場を控え、空席だったアジア枠を満たし、戦力強化に出た。FCソウルは元日本代表のMF高萩洋次郎をアジア枠の選手として、新たに投入した。(提供:OSEN)
FCソウルが夏の移籍市場を控え、空席だったアジア枠を満たし、戦力強化に出た。FCソウルは元日本代表のMF高萩洋次郎をアジア枠の選手として、新たに投入した。(提供:OSEN)
Kリーグ・FCソウルが夏の移籍市場を控え、空席だったアジア枠を満たし、戦力強化に出た。FCソウルは元日本代表のMF高萩洋次郎(28/登録予定名:タカハギ)をアジア枠の選手として、新たに投入した。

 チームの戦力強化のためアジア枠選手の投入を検討していたFCソウルは、日本とオーストラリアを舞台に活躍していた高萩洋次郎を、その主人公に選んだ。高萩の合流でFCソウルはより強力になるMF陣を構築し、チームの攻撃的な戦術運営や戦力上昇に大きく貢献するものと期待されている。また、日本人選手をアジア枠で獲得したことで、FCソウルは前園真聖(41、2003年)、エスクデロ・セルヒオ(26、2012~2015年)に続く3人目の日本国籍選手を確保することになった。

 1986年生まれでことし29歳になる高萩は日本とオーストラリアを舞台に300試合以上に出場し、華麗なキャリアを積んできたベテラン選手だ。2003年にサンフレッチェ広島で、16歳8か月3日という、当時のJ2リーグ最年少出場記録でプロ選手生活をスタートした。以後、2006年に愛媛FC(J2)でワンシーズン活躍したのを除き、2014年までの11年間、広島でプレーし続けた。

 特に、サンフレッチェ広島の2年連続Jリーグ優勝(2012、2013)当時、優れたプレーでチーム優勝に貢献。2012年には12アシストを記録するなどの大活躍を見せ、その年のJリーグベスト11に選ばれた。Jリーグ通算記録は297試合41得点だ(J2リーグ、リーグカップ含む、ACL除外)。

 高萩は広い視野と創意的なパスで攻撃に活力を呼び込む選手だ。また、鋭いフリーキックも保有している多才多能なMFといえる。このような能力を基に、2013年にはEAFF東アジアカップに出場し、初めてのA代表に選抜された。

 Jリーグで成功的な選手生活を続けていた高萩はことし1月、新たな挑戦を目指し、オーストラリア・Aリーグ・ウェスタン・シドニー・ワンダラーズFCに電撃移籍した。半年間という短い期間だったが、オーストラリアAリーグとAFCチャンピオンズリーグで17試合に出場し、ウェスタン・シドニーの核心選手として活躍した。

 高萩にとってFCソウルとソウルワールドカップ競技場は慣れた場所だ。2013年の東アジアカップで日本代表として韓国を訪問し、ソウルワールドカップ競技場に触れた。以後、2014年、AFCチャンピオンズリーグでサンフレッチェ広島、2015年、ウェスタン・シドニー所属でFCソウルと同組に属し、4度の対戦を経験している。

 FCソウルと2年半契約を結んだ高萩は17日からチームに合流し、はやく適応するために本格的な一歩を踏み出す予定だ。高萩はリーグ登録可能となる7月より、試合に出場できる。

Copyrights(C) OSEN wowkorea.jp 0